Digital timer

引伸し機にとってタイマーは重要なアクセサリーです。色々なタイプの物が
在ると思いますが、現在メインの引伸し機に使用しているダーストのマルチ
タイマーのDigitim S3000の機能に就いて説明します。右にあるセンサーは
露光量を測る物で周辺光量の調整などには大変便利です。他にも倍率を変更
した場合など同じ場所を測定すれば、瞬時に露光時間を計算してくれます。
基本的な機能ですが、露光時間を何種類でも順番に記憶していて、次々に
覆い焼きなどを進めて行く時には番号をチェックするだけで、時間を入力
する必要が在りません。
他の特徴としては、時間の設定が数字の上下だけでなく、1/8絞りの
演算値でできる所も気に入っています。
多くの機能で使っているのはその位ですが、私のように露光の行程が複雑
な人にはお勧めできる物だと思います。
後ろにセットしてあるもう1台はミノルタの初期のデジタルで、普通に
使用するにはこれでも十分ですが、やはり何段階もの露光には時間の変更に
手間取ります。
作業の性質上、残数や経過時間の見えない物は、あまりお勧めできません。

Focus scope

フォーカススコープはピークの同じ物を2台使用します。これは誤差を
なくす事と、2ケ所のピントを同時に確認する為で、画面全体の状態や
焦点移動、マスクのずれなどをチェックする作業が想像以上に効率良く
行えます。あくまでも同じ物でなければ視度が狂ってしまいますので
あまり意味がありません。このスコープに関しては、他には良い物が
思いつかないのですが、購入して20年近く立ちますので幾らか改良
された物が発売されているかも知れません。
露光される画像の状態を事前に確認する手段としては、他に方法は無いと
思いますのでこの部分には特に注意を払う必要が在ると思います。

Slidetarans

最近、スライド式のトランスと、交流のボルトメーターを取り付けました。
本来であれば交流のスタビライザーを取り付けるべきですが、価格的な
問題と、スペースの都合上この方法を取る事になりました。
ボルトメーターは暗室内で視認性の良い少し大きめのもの、トランスは、
3Aの容量の物で、これをこえると急に大きくなってしまいます。
価格は両方で、1万円少々、スタビライザーが1.5Aの物で3万円以上する
事を考えると、姑くはこれで十分でしょう。

電源事情にもよりますが、本来であれば必ず使用するべき物です。
簡単な電圧計を取り付けるだけでも、かなり安心して作業が進められます。

12/18 .03