イーゼルには現在ダーストのProvacuを使っています。これを偶然中古で購入する迄は印画紙を一枚ずつ粘着性のパネルに張り付け
てプリントしていましたので、その方法は次のページで紹介します。このイーゼルのおかげで作業はかなり簡略化され、効率は良く
なりましたが、作業中の騒音や、振動対策には気を使います。本来110Vの物を100Vで使っているせいか、やや力が弱いような
気もしますが、印画紙が浮き上がるような事は在りません。
以前から使用していたブラックペーパーのマスクもこのイーゼルに合わせてかなりの種類を製作し、最近の印画紙は乾燥時の歪みが
少ないので、このマスクの直角はかなりカットする時の助けになります。その脇に在る長さの違う棒状の物は、印画紙やマスクの
端を押さえる為の重しで、軟鉄の棒を一定の長さに切って黒のパーマセルで巻いて作った物です。
バキュームをかけている場合でもマスクや印画紙の端の部分にそりが発生する事は十分考えられますので、4辺の端の部分には
必ずこのウェイトを置くようにしています。私の場合2台の引伸し機を同時に使って、フラッシングをしながら一枚の作品を
仕上げる事が多いので、バキュームファンもあまり離れた位置に置く事は出来ません。2台の引伸し機の上を移動できる位置に、
ブッシュを挟んで、クランプで固定しています。次のページでは自作の粘着パネルによるイーゼルを紹介します。