アーカイバルな処理としてのプリント作業の場合、ファイバーベースの印画紙を使う関係上、殆どはこの作業が必要になります。これは乾燥させたファイバーベースの印画紙をきれいな平面にプレスして伸ばす作業で、通常はドライマウントプレス機を使います。

アーカイバルの観点から言えば賛否両論ですが、鑑賞と言う点に於いてはフラットなボードにマウントされた作品はとても見栄えの良い物です。ここではドライマウントの方法について詳しく説明します。

プリント作業のフィニッシュと言える作業で、最後に画面上の細かなダストスポットを取り除きます。専用のカラーを調合し、筆による細かい作業です。集光式の引伸し機を使っている場合は特にこの作業は細かな物となります。

マットカッターによるオーバーマットの製作と、ミュージアムボードを使ったブックマットの作り方を詳しく説明します。簡単なマットカッターとガイドレールを使った作業ですが、丁寧に作業すれば美しく仕上げる事が出来ます。

作品の保管方法や、専用のボックスなどの紹介。国内で手に入る物を紹介します。

最終的な展示方法。一般的なフレームの組み立て方や固定の仕方。過去の展覧会の例や最近の傾向など。国内で供給されているマテリアルも紹介します。

04/18 .05