5月03年 4月03年 3月03年 2月03年 1月03年
作者近況 6月03年

7/31 昨夜床に入る迄は眠れそうな気配だったのだが、いざ眠ろうとすると暑さや疲れが込み上げて来て、結局明るくなって蝉がうるさく鳴き始めてから少しうとうとし、そのまま仕事に行く事になってしまった。妙な体の暑さは季節の移り変わりのせいなのだろうか?

撮影が始まってからは緊張感の中でミスはしないのだが、やはり疲れで足元が頼り無い。夜の9時を過ぎた頃最初の撮影はやっと一段落して、10時頃から別のスタッフと次の撮影に入り、全て終了してからラーメン屋に寄って帰宅。

殆ど俯瞰の撮影で全身が異様にこわばったままで在る。なんとか休み迄は無事にスケジュールをこなしたい。今日はウィスキーの方が眠れるのだろうか。


7/30 朝早くいきなりマックのG4が届いた。昨日の午後にメールが来たばかりなので2,3日はかかるかと思っていたのだが、待たせた挙げ句に呆気無い到着で在る。ここの所の忙しさで、御盆休みが終る迄は手がつけられそうにないし、まだ次のモニターも決めていない。玄関を塞ぐ大きな箱は暫くそのままで在る。

10時からの撮影にあわせて届く荷物も在るので、早くスタジオに行かなければならかったのだが、一階に降りてから傘が要るのに気付いたり、コーヒーのマメが切れているのを取りに戻ったりで、スタジオに入ったのは15分前ぐらいになってしまった。今日から8日迄はずっと一連の撮影でところどころに夜からの撮影も入っている。今日は8時頃全てのカットを終えてから、雑誌のレギュラーを撮り直してみた。月初めに撮ったのだが、締め切りが近くなるとやり直してみたい衝動にかられてしまう。結局自宅にはそこそこ遅い帰宅になった。

久しぶりにハードなのだが最近迄は暇だったせいも在り去年の今頃にくらべると幾らか体調はいいような気がする。先々週九州で撮影できた事が結果はともかく精神的には幾らか楽でいられる理由かも知れない。昨日よりも幾らかましな夢を見た。


7/29 昨日の深酒のせいで午前中の予定は大きく狂い、セールにワインを買いに行く予定だったのだが、起きたのは10時を過ぎた頃で諦める事にする。午後からは今月締の経理の処理が溜っており、それを終らせてやっと明日からの撮影の準備をする。明日から御盆休み迄は殆ど撮影が入っており、久しぶりにかなりハードなスケジュールとなる。先週作ったコンタクトプリントや昨日処理の終ったフィルムは姑くは手をつける亊はできないようだ。取りあえずはまだ行き先の決まっていない休暇の事を考える。

先月アップルストアに注文したG4のマシンが近いうちに届くとの連絡が会った。この忙しさではとてもセッティングはできそうにないので届いても休み明け迄は手がつけられないかも知れない。愉しみでは在るが幾らかは憂鬱でも在る。


7/28 渋谷に買い物に出掛けたついでに博多風のラーメンで昼食を取る。昨日長い時間続けて作業したせいで足が疲れているらしく妙に歩きづらい。予備の無くなっていたプリンターのインクを買って1万円以上の出費。調子が悪くなるとインクの消費量も増えてくる。午後から30枚程出力してみるが、今の所調子は良好だ。

夜の打ち合わせ迄、少し時間が在り、昨日のフィルムを一枚ずつチェックする。植物を扱った物は特にネガだけでは調子を判断しにくいのでできるだけ早くプリントしてみたいのだが、姑くは時間が作れそうにない。

10時頃になって近所の店で人に会い、写真を渡す。5月に撮影したアーティストのシングルがチャートで上位に入った話でかなり盛り上がり、2時過ぎ迄飲む。その後5,6人で今度は自宅でワインを飲み4時頃迄騒ぎ過ぎて近所より苦情が出るかなりヘビーな1日になった。


7/27 追加の現像液を午前中に用意して前回の九州でのフィルムを現像しはじめる。現像液の種類は3種類で2種類は今朝調合する。ほぼ40枚の現像には20時間近くかかるので、最悪明日の夜に残しても良いのだが、処理の均等性を考えて全てを続けて仕上げる事にした。

一枚でも作品に仕上げられれば成果として納得できるのだが、一枚ずつ仕上がっていくフィルムは曖昧な希望に反して新しい発見を伴わない。ただ1、2枚かすかに今迄にない輪郭が現れている物が合っただけだった。

最近の私のテーマは植物で在る。それは森であり、生命のエネルギーの象徴でなければならない。冬の静寂とは違った大胆なフォルムも取り込みたい。

色々な感性、そして様々な被写体には、それぞれの表現技法が在る。美術に於いてそうで在るように、写真にもその感性を形にする特有のテクニックが在り様々な素材を完全に把握し使いこなしてこそ表現は可能なのだと思う。

植物のエネルギーが画面に取り込めない。W.バロックの森の幼女の中のクローバー、倒木の脇に生えるスギナ、誇張される事なく現実を超えるかのように伝わってくる感覚は写真の世界では決して一般的な物ではなく、極僅かの作品だけがその領域にに踏み込んでいる。表面的で平面的なカラー写真では絶対に作り得ない直感的な世界がそこには明らかに存在する。全体を把握し、徐々に細部が見えてくる。見る人間は4次元の空間の中で現実を超えたエネルギーをはっきりと受け止める。

何故再現する事ができないのか?何度撮影しても目の前に在るその空間ではない物が写っている。背景と主体は逆転し全く別のつまらない平面がそこには在る。レンズの開口径の問題なのか、フィルムの感色性の問題か、それとも肉眼の生理的な特殊な作用が働いているのか?

今の所課題は調子再現の中の特異な波長における感色性で在る。元来モノクロに限らずフィルムと言う物はグリーンの感色性がめちゃくちゃで在る。その部分に殆どの植物が入っている事も確かだし、長波長の特殊な領域に特定の反射率を持っている事も幾らかは予想が付く。

何度か屋久島に撮影に出掛けたが結局一枚もとらなかった。グレーの領域に入るほとんどの細部がリアルなコントラストを再現できないのが明らかでとてもも撮る気にならないのである。木や、苔の肌は細部が現れた時初めて美しく、通り一遍等のコントラストでは何の魅力も表現できないのだ。しかし目の前に在る物はあまりに素晴らしく写真の領域を明らかに超えている。

昨日は眠れなくて明るくなってから大きめのグラスでギムレットを飲んだ。さすがに効果は合って、すぐに眠りについたのだが2日続けて何かの試験を受けている夢を見た。追いつめられてとても嫌な気分で目が覚めて、もう一度眠りについたらやっぱり同じ夢を見た。今日もすっかり明るくなってしまったが、明日はゆっくりスタジオに出向けばいいので何かを作って飲む事にする。


7/26 九州で撮ったフィルムを現像する為に朝から現像液を作る。先週も一度作ったのだが、基本的に48時間しか持たないので処理ができなかった場合は勿体無いのだが捨てなければならない。処理液は12時間から24時間かけて安定するので、作ってもすぐには使えない。料理の下ごしらえと一緒で、何日か続けた作業が必要になる。今日の夜には作業を始めようと朝早くに調合したのだが、昼間に去年撮影したブローニーのコンタクトプリントを造りなおしていたら結局夜中迄かかってしまい作業は明日に持ち越す事になった。

去年ブローニーの二眼レフを借りて色々なフィルムで写真を撮り始めた。赤外のロールフィルムも使ってみたくて二眼レフにしたのだがワイドレンズを購入する等、気分的にはかなり入れ込んでいるのだが、作品はまだまとまっていない。一度コンタクトを作って何点かはプリントしたのだが、今年になって同じような作品をバライタの紙でコンタクトをとってみたら全然感覚が違って面白かったので、去年の物も全てやり直す事にした。

シートフィルムの場合殆どコンタクトプリントは作らないのだが、何となくブローニーだと気軽に作って、色々な参考にしたりする。去年は展覧会の原稿に使ったりで、何時になくRCペーパーが在庫してあったのでコンタクトぐらいならばと、ついついRCで取ってしまっていたのだが、最近バライタで作った物との違いに驚かされてしまった。撮影してから時間が立ってしまったネガは、以外とコンタクトプリントからイメージを思い起こす事が多いので以外に重要なプロセスなのだと痛感させられた。


7/25 午前中PCの修理。2週間程前から接触不良のような症状で突然止まってしまうようになり、振動に起因するようなので、全て分解し、組み直す。午後からは先週のライブの写真を処理したり、少し前のレコーディング中のアーティストの写真を出力する。途中からプリンターの具合が悪くなり、修理と調整に約2時間、インクのカートリッジを6個もダメにする。やっと復旧したのだがプリンターはやはり寿命かも知れない。大体1年程度で買い替えるのだが、今年は経費の節約で、ほぼ1年半の使用状況で在る。細かいノズルの状態なので普通の使用状態では気が付かないような細かい部分なのだが、気になって何度もクリーニングする物だからヘッドのトラブルは必然的に多くなる。

業務を縮小する考えも在り、色々な部分で経費を節約しているのだが、いざ仕事上でトラブルが在るとそれらに起因するストレスはあまりにも大きい。以前のPCの故障の時もそうなのだが故障等の不具合は確実に多くなる。Macとデジカメだけはさすがに買い替える事になったのだが、いつかはスキャナーや照明機材等何百万単位の消却機材の入れ替えが迫ってくる事だろう。最新の最良の機材を使って、より多くの仕事をこなしていた時には考えられないような細かなストレスとの戦いで在る。

昔の癖で面倒な機材や使い込んでみないと解らないようなレンズは、高価な物でも一応買ってゆっくり自分の感性に取り込んでみないと気がすまない。ギャラをはるかにこえる経費を使って仕事をしてしまうのは昔の癖で、いつかは役に立つから等と思って投資していてもこれからの自分には何の役にも立たないのだと実感すべき時なのだろう。

自分の決めた事ではなく、人に頼まれた事からやってしまうのは一体なぜか?今日1日の成果は自分にとってなんなのか、確かに同じ浪費では合っても人の為ならばずいぶん気は楽で在る。

今日は支払日で銀行に出掛けた。幾らか支払の少ない月でほっとするのだが、この憂鬱をはっきりと見つめる事が必要な事だけは確かだ。


7/24 微かに二日酔いの頭痛を感じながら少し遅く起きだし、昼食は近くの店で鶏そばを食う。午後から仕事を始め久しぶりにブローニーのネガフィルムをスキャニングする。ずいぶん前に店鋪を撮影した物なのだが、急かされなかったせいですっかり遅くなってしまっていた。

スキャニングやプリントアウトの待ち時間に、甑島の資料をネットで探してみた。かなり広い島なのだが、あまり観光に関する目玉のような物はなく、自然が残されている事への期待は高まっていく。東京の我々からすればかなりの離島でも、鹿児島や九州の地元からすれば手軽な観光地だったりする場合も在るだろうから、慎重に調べてみたい。五島列島の福江島等は長崎からすればほんとに手軽な観光地で、同じ五島でも、となりの久賀島等とは全く別の世界を感じてしまう。福江島の場合はそれなりに素晴らしい島では在るのだが、、、

島を旅するようになったきっかけは、日本海の輪島の先に浮かぶ、舳倉島で在る。その世界のあまりの素朴さに目からウロコが取れたのを今でもはっきり覚えている。その次が四国の沖の島で佐渡、粟島、伊豆七島や五島列島等次々と引き付けられるように足を運んだ。その他にも色々な島を旅したのだが、島を特徴ずける一つの尺度は、カーフェリーが在るかどうかと言う事かも知れない。小さな連絡船しか通っていない島は間違いなく素晴らしく、美しい。勿論フェリーの在る島でも五島列島のように素晴らしい所も在るのだが、、、、、


7/23 秋葉原にスピードライトのバッテリーと充電器を探しに出かけ、ついでに日比谷の鹿児島県の観光協会に出向き甑島と奄美大島の資料をもらってくる。鹿児島県は屋久島や口詠良部島には行った事が在るのだが、パンフレットを見せてもらい他にも多くのに魅力的な島が在るのに驚いてしまった。また、改めて奄美の魅力も大きく膨らんだ。夏の休暇に上甑島に行ってみたいと思い、まだ資料を集めている段階なのだが、何も無さそうな所が一番の魅力と言う感じだ。

スピードライトのバッテリーはニッケル水素の物で、充電時間の早い物を電子部品を扱う専門店で見つける事ができ、デジカメに使う物も含めていくつかを購入した。充電器は6本の電池を一度に充電できる直列の物がキットであり、スタジオに戻って簡単なハンダ付けで完成させたのだがなかなか調子はよさそうで、2Aのバッテリー6本を、僅か60分程で充電してしまう。6本単位でしか使えない所が色々不便かも知れないので、今度4本用の物も手に入れてみたい。

夜になって新人のアーティストのライブに出かける。写真も頼まれていたので新しいデジカメとスピードライトを使ってみたのだが、やはりカメラの方はかなり使いにくい。AFを使ってみようと思ったのだが、補助光が発行してしまい煩わしくて、やはりカメラの性能は今一つのようだ。ライブの後はかなり遅く迄六本木で飲んでタクシーで帰る。ライブときついバーボンに、少ししけたポップコーン。久しぶりにかなり酔った。


7/22 昨日の仕上りは今日早くに届けなければならない物ばかりだったので、朝早くからスタジオで現像所を待っていたのだが、連絡の行き違いが在り、結局渋谷の現像所迄自分で届ける事になってしまった。フイルムが仕上がる迄の間に、スタジオで経理の処理を進め、午後になって納品を済ませてから、目黒の三宝カメラに出かける。

ここのところ取材で小型のデジカメを使う事が多くなり、コンパクトなスピードライトの必要性を痛感し、手始めに中古を探してみようと思っていたのである。スタジオの古い機材の中には、グリップタイプの昔のスピードライトがたくさん転がっているのだが、ここ10年以上そんな物は使った事がない。

取材そのものを姑くやらなかった事も在るのだが、コンパクトなストロボは、出力の大きいストロボの軽量化と共に全然使わなくなった。積層型のバッテリーパックやニッカドの充電システムと共に、10年以上前のグリップストロボは小型のアンブレラ等と化石のように段ボールの中にしまわれている。

取りあえず店に合った中古の中から価格の手ごろな物を一台購入したのだが、あまり新しい物ではなく最近買ったデジカメではTTLは使えないようだ。TTLの事は諦める事にして、調光や色温度をテストして見るとコンパクトなわりにはまずまずでデジタルならば充分使えそうで在る。


7/21 午前中は教育関係の書籍の撮影を10カット程度。内容が働く犬達に関するものなので構成する立体イラストも色々な犬にまつわる物ばかりで面白く、盲導犬のような介護犬の類いがいろいろ出て来て知らない事ばかりだ。最近私は究極の贅沢は動物との信頼関係に在ると思い始めているので、興味深い事ばかりで在る。午後からは別の書籍の撮影でこれは全く違うコンピューター関係の内容だった。

午後からの撮影は以外と時間がかかり、昨日の指の怪我も作業を遅くする要因なのだが、先月CDジャケットの撮影をしているアーティストのライブが夕方から六本木であったのだが、時間が間に合わなくて出かける事はできなかった。夜になって撮影が終了してからなじみのイラストレーターと近所の寿司やで夕食を取る。

午前中にスタジオに来て頂いたライターの方が奄美大島にいらした事が在るとの事で、最近興味をつのらせている「かけろま島」の事を、少し聞く事ができた。想像どうり素晴らしい所らしく、私の気持ちは更に高まっていく。


7/20 暗室作業の水洗用のトレイをキッチンに設置しようとしていてシンクのまわりを掃除していたら端の方に貼ってあったステンレスのテープで右手の親指をかなり深く切ってしまった。すぐに消毒して強く張り合わせて止血したのだが、わりと広く切れていてガーゼを当ててテーピングしてもなかなか血が止まらない。それでも止血用の薬のパウダーを振りかけてしっかり手当てをすると痛みも出血も嘘のように無くなった。ステンレスのテープの部分が非常に細く鋭いのでこのまま傷口をあわせておけば、そのまま貼り付いてなおってしまいそうな感じで在る。

明日からの撮影の事も在るので、今日は作業は中止して傷の治りを待つ事にした。最近はけがが多く先週九州に行っている間に台所で小バエが発生していてゴミ箱まわりを掃除中に左手のひとさし指を切ってしまったのが治ったばかりで在る。

話は蠅の事になるのだが、九州に旅行中、ゴミを捨て忘れていたのが原因で台所に小バエが発生してしまった。完全にゴミを掃除してゴミ箱も全て清掃し、これで大丈夫かと思っていると、毎日のようにどこからか湧いてくる。やはり、一度発生してしまうと、根絶やしするのはなかなか大変なようだ。


7/19 今日は暗室で作業をする予定で比較的早く起き、午前中に最近デジタル処理の為に散らかった暗室をかたずけた。掃除をしているうちに他の部屋の汚れも気になり始め、早く済ませなければとは思いながらも、掃除をしなければならない所が次々と在り、3時くらいにになってもまだ2台のエアコンのフィルターを洗っていたり、暗室の棚をばらして組み直したりで、もはやとめようが無くなってしまった。

要らなくなった箱等を捨てられるようにノコギリで分解したり、汗だくになって夕方迄結局一日中掃除に終われる。更にその後は引出しの中の要らない書類を整理し始め、MDソフトを新しい引出しに整理して納めてみたり、期限の切れている保証書や証券を捨ててみたり、休みなく思い付く限りの片づけを進める事になった。

昨日迄の体調の不調も在るのだが、神経を使わない作業が幾らか精神的には楽なのかも知れない。気が付いて見ると指にはいくつもマメができていて、白かったシャツが灰色によごれているが、部屋の中はなんとも爽やかに片付いた。

片付いた部屋で夕食にカレーを食べて、ビデオで「8月の鯨」を見た。年老いた2人の姉妹、海の見える静かな入り江、ストーリーからは期待の高まる作品だったのだが、実際に見て見るとかなり造りの荒さの目立つ映画でせっかくのストーリーが台なしで在る。脚本もよく、役者は申し分なく素晴らしいのに、何も空間が感じられない。中に入っていけないので在る。何かテレビのドラマのように映像が平面的で、役者だけが演劇のように演じ続けている。せっかくプロジェクターで見たのにかなりがっかりさせられた。これは感性の問題だと言われてしまえばそれまでだが、たとえ日常表現で在っても何かが欲しい。


7/18 昨日の撮影分の仕上りは朝早くスタジオに届き、午前中には全ての納品を終える事ができた。昨夜探した青空の写真も、昼前には先方に届け、何とか使ってもらえそうで在る。

午後になってJALのバーゲンフェアーで奄美大島のチケットを取ろうとしたのだが受付開始と共に終了してしまい、申し込む事はできなかった。やはり正規のチケットは手に入りずらい。それでもなんとか近いうちに奄美大島には行ってみたいので諦めづに情報を探し続けたい。この時期のチケットは片道ほぼ4万円、バーゲンなら1万円で予約が殺到するのもうなずける。

午後は少し前に撮影したタレントのポートフォリオを製作する。約20枚の写真をプリントしファイルに整理していく。写真のセレクトに結構な時間がかかり、久しぶりにMacのフォトショップから出力する。広告と違って色合わせにシビアになる事はないのだが、やはり最近のエプソンの紙はコントラストが高く白に近い肌色が思うように出てくれない。12時近く迄かかったせいで明日の仕事の準備が進まない。

アクションで処理を進めている間に、篠原監督の「草の上の仕事」を見た。先週まとめて借りてあったビデオの中で時間も40分と一番短く、これなら処理の間で途切れ途切れになっても大丈夫かも知れないと思って見始めたのだが、これはなかなか面白い作品で、いずれゆっくり見直してみたい。登場人物は2人だけ、シーンは草原で草をかるだけなのだが、たったそれだけのシーンで、今迄のどの映画でも感じ取れなかったリアルな日常での人間の接点が描かれている。長くも短くもなく見事な40分だ。


7/17 今日は午前中は代官山の西郷山公園でロケをして、午後からはスタジオに戻って撮影した。ロケと言ってもモデルがキャラクターのぬいぐるみなので文句を言う訳でもなくいたって簡単であった。スタジオでの撮影も順調に進み、早めに終らせてからは、昨日に引き続き経理の処理を少しでは在るが進める事ができた。

夜になって、普通の青空の写真はないか?との注文に答えるべくポジを探し始めたのだが、空の写っている写真は何れもドラマティックな物が多く、やっと見つけたのも2、3枚と言ったところで在る。

それらのポジを探していて、その多くが「レンタルポジ」のマウントに入ったままになっている事に気付き、少し懐かしい気持ちにかられてしまった。まだ独立する前だったと思うが、地方に取材に行く機会が多く、他のメンバーに気付かれないように夜明け前から色々な所に出向いてはリース用の写真をとっていた事を思い出す。それらの写真は数多くのフォトライブラリーに預けられ、少しでは在っても月々の制作費の足しにもなっていたし、また多くの物を見て光を読み込む為の貴重な経験にもなった事も事実だとは思う。

10年、15年の契約終了と共にリース会社より戻って来たポジはいずれも自分の感性を充す物ではないのだが、20代から30代そこそこの当時の自分にとって、現状から抜け出す為には、他には思い付く事もなかった事が少しずつ思い出されてくる。

作家として活動する為にどうしていいか解らないまま、ただどんな物であれ撮り続ける方法をとっていた私に対して、否定的な忠告やアドバイスはあまりに多く、先輩方や同僚のの忠告を聴かなくなったのはその頃からの癖かも知れない。


7/16 午前中は昨日の残りの撮影を進めたのだが簡単なようでも10カットも在るとデジカメでも結構な時間がかかってしまい、次の打ち合わせに出かけたのは午後3時を過ぎた頃で在る。その後は自宅に戻り午前中に撮影したデジカメのデータを調整し4x5のポジと一緒にデザイン事務所に持っていく。たいしたスケジュールではないように見えても以外と時間に終われてあわただしい1日で在る。デジカメの部分が多くなる程こう言ったレスポンスンを重視した仕事のやり方が普通になってくるのかも知れない。

すべての仕事を10時頃終えてやっとの思いで近所の店に打ち合わせに出かける。新しく作る会社の件で人にあう約束があったのだが、新しく紹介されたカメラマンがとても面白い人でついつい話し込んでいるうちに午前一時を過ぎてしまった。

私はかなりの仕事をデジカメでこなしてはいても、何か何時もこれは過渡的な物のような気がして、ハードについてはあまり興味が湧かず、ついついメーカーの進めるままの機材を使っているのも事実で在る。現に新しく買ったD100も全然使っておらず、恥ずかしい事だとは思うのだが、全然興味が湧いて来ないようで、早くいいカメラが出ればいいのになあ、と言うような感じで何処か他人事のような所が在る。そんな意味で今日始めて会ったカメラマンの方は新しいカメラの事に関しては実に熱心に研究されており本当に参考になる事ばかりで在った。

恐らく同じ写真とは言え、私の関心の在るTP4415の感色性等はまったく次元の違う世界の事であり、全ての写真を志す人々の中でも、モノクロのフィルムの再現性等は今さら問いただすべき問題ではない事なのだろうとつくずく感じてしまう。センシトメトリーの世界と生理学的な分析は共通の感性の中に取り込まれて始めて感覚的に表現方法として形をなす物であるのだが、デジタルの分野ではそれがもっと直感的で、二つの世界に仕切りを引いて考える人は逆に少ないのかも知れない。物理的科学的な再現性と感覚的直感的な部分が混同されやすい所に在り、彼の説明を聴いている中でも、その部分にメーカーやオーナーが意志の疎通に苦しんでいるだろう事は何となく受け止める事ができる。

今日スタジオでデジカメで面倒な撮影をこなしている時に、丁度、逗子に住む写真家のNさんから宅急便が届いた。開けて見るとかつお節や桜海老等、海の香りのする乾物がぎっしりとつまっていた。姑くは仕事の事も忘れその魅力的な品々に海辺の漁村を思い浮かべ、タイムカプセルでも開けたように姑くは考えるでもなく、ボーっとと過ごしてしまった。

時折私の実家からも季節の果物等が送られてくる事が在る。私の好きな三河湾の小島からは潮干狩りのたよりが届く。私は誰かに何かをかを送らなければいけないと思いながらそれがなんなのかをいつも考え込んでしまう。私の事を愛してくれる人々に私が送る事のできる物は一体なんなのだろうか?


7/15 午前中渋谷のビックカメラへ出力用の紙を買いに行く。昨日頼まれた写真だが今日の夜には仕上げておきたい。午後になって児童書の見開きのページの撮影が始まり、作品を製作したイラストレーターの方も立ち会って頂き、いつもより順調で、夕方前に撮影は終了した。

スタッフが帰った後時間が早かったので溜っていた経理の処理を始める。かなり前から伝票の処理が進んでおらず、支払だけは自動的に引き落とされているのだが、未請求の物が10件以上も在るようだ。金額の大きな物は出ていく金額も大きいのですぐに処理をするのだが、細かい物はついつい忘れがちで在る。明細の整理だけは何とか終らせ、明日には請求書を作りたい。

夜になって頼まれていた写真の出力をする。ここの所PCの調子が順調でこの手の作業もやっとストレスになら無くなった。やはり問題はHDとの相性だったのか?

先日の九州の撮影の現像と少し前のブローニーのコンタクトを取りたくて準備を済ませてあるのだが、夜になってもなかなか時間が作れない。フィルムの現像の方はかなりの枚数も在るのでできれば2日ぐらいかけてじっくりやりたいのだが。


7/14 以外と忙しい1日になり月刊誌の連載を2本済ませ、先週の仕上りの発送や小道具の返却等、一日中殆どスタジオを離れる事ができなかった。夜遅くなってからも打ち合わせに近所の店に出向き、結局自宅に戻って落ち着いたのは12時過ぎになり、予定していたノルマを全てこなす事はできなかった。明日は別の月刊誌の特集ページの撮影で殆ど一日中かかってしまいそうな感じである。

昨日からの体調の不良は風邪のような感じではあったのだが、今日になって見ると幾らかは良くなったような気がする。

先日撮影した魚眼レンズを使ったCDジャケットのサンプルが今日出来上がっており、なかなか面白く、いろいろやってみたかいがあったと言う感じ。同じく依然撮影したア−写を出力する以来も在り、明日の夜迄になんとか済ませしまわねばならない。


7/13 朝から鈍い頭痛とのどの痛みが在りどうやら風邪を惹いてしまったらしい。少し控えめにしていた酒を九州から戻って以来毎日遅く迄飲んでいる事も体調を崩す要因にはなっているのかも知れない。よほど大きな目標が目の前にない限り、翌日の事は昔から考えない性格のようだ。

昨日A.アダムスの話を引用したのを思い出し、一体どこからそう言う情報を得ていたのかを当時の記憶の中から思い出そうとするのだが、何のどの部分という風に特定できる記憶がはっきりしない。

色々な意味で、当時「70年代から80年代」には、今よりも彼等に関する情報は豊富だったのかも知れない。私の最も影響を受けた、W.バロックやM.ホワイトなどもその最後の存在を維持していた時期でも在るし、日本がやっとそう言う海外の情報を積極的に吸収し始めた頃だったのかも知れない。今となってはゾーンシステム等と言うと、古典技法のように取られてしまいかねない御時世なのだから、彼等に関する意識も根本的に違う時代背景を持って表現していかねば他人に伝える事もおぼつかない。

創作に行き詰まると新しい被写体を探して色々な所へも出向いて見た気がするのだが、もともと海岸線で写真を取る事から始めたので、新しい被写体と言う課題を感じる度に、出向くのは決まって自然の生命力を間近に感じられる深い森の中への憧れが強かった。現在世界遺産にも登録されている西目屋村のぶなの原生林や、屋久島、信州の高原の白骨林、小笠原は母島の熱帯林、等は私にとってはW.バロックに近付く為の最大の課題だったのかも知れない。

自分的にはかなりの努力をしたつもりでは在るのだが、森の中での仕事は今迄一枚も形になった物はなく、代わりに信州で撮り始めた廃虚が新しい被写体として自分の次のジャンルに加わった。抽象と具象、造形と情感、全てにおいて曖昧な被写体で最初は35ミリのカラーでしか撮影できなかった事が今でもはっきり苦しい記憶として残っている。


7/12 昨日の残りのカットをスタジオで撮影し、片付けを済ませて自宅に戻る。仕事を進めている時はそうでもないのだが、ひと段落つくと妙な虚脱感に襲われる。

ある意味写真と言う物は被写体の絶対的な支配から永遠に逃れる事はできないのだろうか、何十年も昔の事になるのだが、いつまでも被写体を探し続けなければならない事が永遠に自分の生活を支配し続ける事にやり場のない恐怖感を感じた事が在る。一つの被写体が消滅しまた次を探していく。新しい作品への欲求は、常に新しい被写体を探し求め、いつまでもさまよい続けなければならないのである。

当時程貧乏ではない私は、被写体を探し続ける事をそれほど恐怖だとは思わないが、より純粋な意味での被写体と言う物は、当時私が考えていたように自分の魂をスリおろして、追いつめられた暗闇の中から血だらけで見つけだすような物なのかも知れない。

まだ学生だった頃 A.アダムスが、自然を対象にした物しか撮らない理由について、「全ての存在の中で自然だけは永遠のサイクルの中でいつまでもその美しさをくり返し、再生し、持続する」と言うようなコメントをしていたのを思い出す。彼にとって人が作りだした物は時間と共に全て消え去り、生命力の中で再生する自然こそが永遠の美の象徴であり、彼が一生愛し続けるに価する物だったのかも知れない。

彼のあまりにも健康的な感性にはいつまでも敬意を払わずにはいられないのだが、その中だけではどうにも収まらない感覚も写真を撮り続ける中でずっと感じ続けている。経験と経過。過ぎてゆく時間の中に何かのカギが在るのだろうか?


7/11 朝早く起きて洗濯を済ませてからスタジオに出かける。昨日かなり遅く戻ったのだが体力的にはそれ程疲れを感じてない。今日は家庭用品の広告の撮影なのだが、スケジュール的にはそれほどハードな物ではなく、午前中は届いた商品のチェックや昨日の仕上りの発送等を少しずつこなしていく。

先日の九州での撮影の事が微妙に頭の中に絡まっていて、少しこちらの生活に馴染めない感じだ。訪れた伊万里造船の廃虚は、予想よりも少し時期が早かったようで、地元の人の話でも、ツタが全体を覆うのは8月に入ってからとの事だった。雪に覆われる北の風景のように緑の植物の中に覆い包まれる不思議な空間を期待していたのだが、今一つ植物のエネルギーを空間全体で感じ取れなくてもどかしい思いをした。

8月以降その建物も解体作業が始まってしまうようなので、なんとかもう一度機会を作らなければならないのだが、はたしてその世界がどこ迄取り込めるかと言うと、自分にとっては微妙な部分が在るのも隠せない。

同じ場所を何度か撮影していると良く在る事となのだが、今回の撮影で自分の作り出す画面の構成やトーンの表現にどうしようもない限界を感じ、それを乗り越えようと異常な程に消耗してしまった事が、次の機会へのストレスとなっているような感じである。

私の撮影は殆どの場合、同じ場所の同じ物を何度も毎日のように続けて観察し、その中で状況に依る外的な要因と、自分の中の精神的な要因で最大限の結果を得られる瞬間迄根気よく仕事を続ける事が殆どなのだが、その被写体が魅力的であれば在る程、逆に時間もかかり地道に被写体と向かい合う作業もストレスを伴う場合が多いような気もするのだ。

今日の撮影は順調に進み、2カット程明日に持ち越したものの、ほぼ予定道理に終了した。来週は時間を作ってフィルムの現像に取りかかるのだが、その頃には何かの答えを見つけたい。


7/10 10時スタートの撮影の準備で9時からスタジオに出向き機材を用意する。児童書の表四の立体イラストの撮影で、平面に近い構成なので難易度はそれほど高くなく、午前中に全てのカットを終了する。担当の編集の方とは初めてお会いしたのだが、五島列島に行った事が在ると言う共通の話題で何か身近に接する事が出来たような気がする。その島の素晴らしさについて共感できるだけで、何か暖かい人柄が伝わってくるような気がするのだ。

午後からは雑誌の連載の打ち合わせで日比谷の出版社迄出向き、貴重な資料を預ってくる。山岳写真家の方の昔のカメラ等も在り慎重にスタジオに持ち帰る。

2件の打ち合わせをこなし深夜一時頃自宅に戻ると、近所から飲み会の誘いが在り取りあえず顔を出す。数多くの事が過ぎていく1日だが、記憶の中に残る物は極僅かなように感じる。昨日迄のただ廃虚の中で自分と向かい合っていた時間は、たとえ直接形にする事が難しくても、数え切れぬ多くの経験として感性の中に刻み込まれている。

一つの作品を仕上げる為に被写体と向かい合い、その一枚を、1年、10年、そしていつまでも愛し続ける事ができるのかが、その作品への課題の重要な部分である事は言う迄もないが、その被写体を前にしてどこ迄自分に正直な気持ちで接し続る事ができるかも共に重要な課題には違いない。


7/9 九州での撮影も今日が最終日となり、少しでも形を残したいと、色々な対象に挑戦してみるが進展は得られない。多い日で3、4カット少ない日は1カットと地を這うような進み具合。

最後のカットを撮り終えた頃、町の駐在さんから、この建物も8月ごろから解体作業が始まるとの話を聴いた。今回は新作への期待も大きいのだが、できるだけデータの情報を残す考えも在り、かなり詳しく撮影中にメモを取った。そのまま作品がデータとして、また作例として残していけるようにしたいとの考えも在る。フィルターを使った場合のデータ等は自分の為にかなりこれから役にたつ物だと考えている。

詳しくメモをとっていると、不安定な天候のせいで1ステップ以上の光の変化が露光中に頻繁に在り何度もやり直さなければならず、こればかりは運がないのを嘆いてみるばかりだ。

フイルムはTP4415とネオパンアクロス。フィルターはコダックの#29を使った。感色性を把握する為に必ずニコンのデジカメで記録を撮る。博多迄車で戻り最終の飛行機で羽田へ、中目黒行きは終電でかなりの込みようの中、機材が多くて大変だったが、幾らかは宅急便で送ったので少しは楽だ。今頃になって体中の蚊にさされた後が痒くなってくる。


7/4 今夜の飛行機で九州へ。週明け迄佐賀の伊万里湾の造船所の後でツタの絡まる廃虚を撮る。久しぶりに時間が出来て期待は大きいのだが、下見をしたのが12月なので行ってみないと解らない。以前物凄い量の蚊と虫がいたので防虫剤を買って準備をする。飛行機なので機材が限られて最小限度の装備だが、できるだけクォリティーの高い結果を上げたい。夏にあすこを撮るのは5年越しの夢だ。

7/3 昨日のデータ整理や素材用のスキャニングは昨夜遅く迄かけて何とか終らせ、今日の撮影の合間にバイク便でデザイン事務所に届ける。CDロムにしてしまうとわずか2枚で1日の撮影分としては呆気無い感じだ。

今日は朝からメーカーのパッケージ用の撮影で、以外と時間がかかったのだが夕方近くになんとか終了。その後は渋谷の現像所に出かけ、その後は横浜にカメラを返しに行き、最後はは神谷町に整備に出していたクルマを引き取りに出かける。

走るように時間に終われた1日だが、整備の終ったクルマを引き取って駐車場についたとたんに、車庫入れの途中でパワステが壊れてしまい車庫に入れられなくなる落ちがついてしまった。さすがはイギリス車で、なんだか感心させられる。取りあえず何とか車庫には入れたたのだが姑くは乗らないので修理はまた今度。

自宅に戻ってからは、来週の撮影用のフィルムのデータを探し出さなければならず、なんとも忙しいのだが、おととい作り始めたたビーフストロガノフとトリの砂肝のソテーを何とか完成させて冷凍する。


7/2 朝早くから撮影の準備で忙しく、やはりデジタルの方がいろんな意味で準備は複雑になる。3台のカメラをそれぞれセッティングしてメモリーのフォーマットも各カメラ別に行わなければならない。9時半過ぎにはアシスタントが、10時頃にはスタッフやアーティストが集まりはじめる。CDジャケットの撮影なのだが午前中は用意した魚眼レンズでコミカルなイメージを撮り、午後になって中面等の、ややシリアスな表情やア−写を押さえていく。セッティングもいろいろに変えていき最後はカラーフィルタを背景にも画面にも使用してかなりビジュアルを意識して作り込んだ物になる。スタジオが終って少し余裕があったので、近所の道路で少しロケをして今日の全てのカットを終える。

今日は久しぶりに全てのカットをデジカメで撮影した。何かとフイルムで押さえも撮る事が多いのだが、今日はシチュエーションが多様で特殊な物ばかりで、どちらかに設定を絞り込んでやラなければならなかった。Jpgであっても今日1日で1ギガ近いデータを撮影しているので、バックアップのノートPCの調子が不安定なのに最後迄悩まされ、デジタルの憂鬱はなかなかぬぐい去れない。

今日のアーティストは20歳のロック系のポップスで、最後迄明るいキャラで面倒な撮影の注文にも協力的に応じてくれた。1日が過ぎていくのはあっという間だが、彼女の記憶に残る以上に、素晴らしい写真がとれている事を他人事のように祈ってみたりする。


7/1 午前中は昨日に引き続きデジカメのテストを続ける。ファームウエアを書き換えた事による連写モードの設定がまちまちで、解説されていない部分は全て自分で実験的にテストしてみないと使い方が把握できない。それでも何とか各モードの設定の違いを学習しメモを取りながらマスターしていく。カメラ1台マトモに使いこなすだけでなんとも大変だ。先月購入した新しいデジカメも使わなくてはならないのだが、今回もメインのカメラは、古い方のD1の予定。

午後になってあまり乗らない方のクルマを東京タワーの近くの整備工場に整備に出す。ショップには50年代のMGが置いてあり目を見張る美しさに心が和む。帰りは歩きで、丁度東京タワーのビルの屋上をロケハンしなくてはならない用も在り、歩いて出向いたのだが屋上が雨の為か工事の為だかで閉鎖されていて結局見る事はできずに無駄足に終ってしまった。

横浜迄カメラを借りに出かけヨドバシに寄って印画紙と充電式のバッテリーを買い、明日の撮影に備えていくつものバッテリーを充電する。


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