1月03年 | ||||||||
作者近況 | ||||||||
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2/28 昨日から確定申告の準備に入る。帳簿の整理に暫くは縛られそうだ。去年一年間の自分の生活を少しずつ遡っていく妙な季節でもある。一つ一つの仕事が自分にとってなんだったのかを、収支をチェックくしながら考えていく。自分を支えていた物は一体何なのだろう。仕事をしている時はそれぞれに思い入れも有り、一つ一つ違った物なのだが、今となってはどれも似たような物で、数字のなかで一列に並んでいるだけだ。去年自分の仕上げて来た作品のような絶対的な価値は感じない。しかし現時点で自分を支えて来た物はこの数字の羅列でしかなかったのもまた事実で有る。今、この生活を変えようとする自分に昨日にもまして大きな恐怖を感じる。 | ||||||||
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2/27 もうすぐ2月も終わりだ。支払いの為何とか午前中に銀行へでかけた。毎月これ程ナーバスになる日はない。何も儲かっていなくても、なんだかんだサラリーマンの給料の倍ぐらいの金を支払わなくてはならない。この世界で暮らすようになって、生活のサイクルは恐ろしい程大きくなり、死ぬ程働いて、呆れる程浪費してきたような気がする。火の車とは良く言った物で誰にも止められない。
しかし、走っているのは私だけではない。この世界で生活している人は、多かれ少なかれ自分の裁量を超えた物欲の流れの中に引きずられているのだと思う。この電車から飛び下りる勇気が欲しいのだが、自分一人の力ではどうにも足が竦む。過ぎてゆく景色の中で一瞬すれ違う柔らかい木の枝のような物に捕まって緩やかに着地できるのを夢見ているのだ。自分を見出せないまま、いくつものチャンスを見逃して来た様な気がする。もう少しなのだ。もう少し力を貯えたい。 |
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2/26 昨日結構さがしてみたが豆本の表紙は、最初予定していた写真をプリントする。製本と言う物はやり直しがきかなくて本当に大変だ。何度も束見本から作ってイメージを固めていけばいいのだろうが、今回は一発勝負の面白さのような物を味わってみたかった。写真集も企画の段階で何度も挫折していて、今回其の難しさばかりを学び、なんだか逆効果だった気がする。他人に任せられるような軽い物ならいいのだが。。。子供の頃から、人に見せると言う事に恐ろしい程抵抗を持っている。
小学校の低学年の頃始めて作文の宿題が出て、一生懸命書いたのだがどうにも納得がいかず、やってこなかった事にした事がある。散々怒られた末に今度は、ノートに書いてあるのが見つかって、嘘つき呼ばわりされるはめになった。其の時は本当に教師も親もひどいやつだと思った。初めて何かをすると言う事は本当に大変な物だ。最初の個展の時には、6ヶ月前から会場だったコダックサロンの模型を作り、まん中に穴を開けてそこに頭を入れ、ミニチュアの作品を何度も並べなおしてレイアウトを決めたのを思い出す。今ではそんな集中力もなくなり、何より誰もそこ迄求めていないのだと、自分を納得させる事もできるようになった。遅く迄酒をのんでいたら明方迄風の音で眠れない。 |
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2/25 朝からネガのセレクトを始める。昨日にくらべると体の調子は少し良くなった。古いネガのケースを整理しながら、豆本の表紙の事を思い出し、そっちの写真を探しはじめた。何故だか豆本の事は妙に気になる。現在の私の写真からは想像もつかない、フォトコンテストにでもでてきそうな幼稚な写真ばかりなのだ。30年前の自分。其の妙な恥ずかしさの中にあるものを確かめたい。恥の感覚とは何なのか、自分の中にある人に見られていない部分と言う事なのか、肉体に例える事はへんかも知れないが私のどこの部分なのか。過去に遡る事は何故恥ずかしいのだろう。理由はともあれ一度は信じて、愛した物ではないのだろうか。ソラリスの海の向こうには一体何があるのだろう? | ||||||||
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2/24 朝起きると全身が妙に痛い。のどが痛く妙に熱っぽい。薬をのんで作業を始めるが少しづつと言う感じでもどかしい。昨日せっかく早く戻ってきたのにこれでは意味がない。気を取りなおし豆本の壮丁を始める。表紙のアイデアはまだ浮かばないのだが、何とか中身を綴じあげる事ができほっとする。ちなみに中の写真は30年程前に写真を初めて撮りはじめた頃のスナップショットばかりだ。壊れたテレビをイメージしてランダムにレイアウトして綴ってみた。 | ||||||||
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2/23 夜明け前に三河湾の船着き場に着く。夜明け迄車の中で眠り、近くの漁港の朝市に出かけ、この近くの名物のイカの姿焼きを買う。午前中の船で島に向かう。船の中はこの前とは違い全ての人が知り合いと言う感じで、なごやいだ雰囲気だ。しかし拒絶感は感じない。
島に着いてからかなりの海岸線を歩いてみた。墓地や、祠を見てまわる。当初島に一泊しようかと思っていたのだが、またこの島にやってきた事でとりあえず気分は落ち着き、次の船で帰る事にした。前回突然伺った木工作家の方を訪ねてみる。またしても突然伺ったのに快く迎えていただき、今日は島で大きな法事があり其のせいで船に人が多かった事に気付く。 今の自分にはとてもここでは暮らせない。何をすれば、何時になればと言うものではなく、確かに最終的には勢いなのかも知れないが、潮の流れのような大きなリズムの中で、気が着けばそこに立っている自分がいるのではないかと思う。場所はきっとどこでもいいのだろう。それを確かめたかった。今迄に旅してきた島とここが根本的に違う場所なのか、それとも変わったのは自分なのか? 東京に戻りポートフォリオの制作を続けなければ。今年は基本的に最低限の仕事しかしない。 |
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2/22 予想道理ハードな一日になった。ローティーンの子供のモデルはいい子ばかりだったのだが、カット数が多い。6X7を手持ちで撮りながら、100本近いロールを撮影する。早めに終わったのだがのどが荒れて声がでない。残っている物撮りを他のカメラマンに頼み先に帰る事にした。昨日の寝不足と疲れの為どうにも体が動かない。
自宅に戻ってこの日記を書きはじめる。この前の旅行の事で気になっている事がありこれから出かける事にする。そこに戻らなければならない理由もあるのだが、何より自分の中の気持ちを確かめたい。深夜の運転は慣れている。昔は良く出かけたものだ。 |
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2/21 久しぶりに一日中スタジオで撮影を続ける。昨日からの考え事がまとまらず落ち着かないまま一日を過ごす。明日は一日中モデルの撮影だ。自分の中で時間の流れが変わっていくのを覚える。 | ||||||||
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2/20 午前中に昨日の仕上がりを届けに行く。其の後知り合いの個展を見に行こうと思ったが雨がひどくなり傘を持っていなかった為帰宅。暗室に隠って、ネガのセレクトを始めるが気になる事があり先に進まない。別の件で検索しているうちにさらに大きな間違いをおかしている事に気がついた。先々日迄のプリントを進める予定だったが明日から撮影が立て込んでいるので、切り上げる事にする。 | ||||||||
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2/19 昨夜依頼のあった見積もりを作る為、9時前にスタジオへ。10時からは書籍の表紙の撮影だ。撮影は昼頃終了し、食事に行く。其の後気になっていたギャラリー・イル・テンポへマイケル・ケンナのJAPANを見に行く。この前赤坂の東京写真文科館で余り良い感触を得られなかったのでこちらであれば、と言う期待が膨らむ。結果はすばらしい物だった。全体のバランスもよく実に見やすい。一点一点もさる事ながら、彼の作品へのアプローチが見事に伝わってくる。赤坂ではやはり展示に無理があるのか?
それから新宿のヨドバシカメラへ炊飯器を買いにいった。私は趣味が料理だと割り切っているのでいつも時間があるときは自炊している。来客があるときはどんなに人数が多くても手料理でもてなすのを愉しみにしている。そんな中で10年程前から毎日のように御飯は鍋で炊いていたのである。日常的に炊いているものだから、妙に上手くなって水温、米の種類、量、食べ方によって見事に炊きわける。妙にフィルムの現像に似ている気がする。非常に科学的なのである。 ところが最近暗室で作業をする事が多いせいでキッチンのコンロの一つが使えないのである。大形の水洗器が近くに置いてあり、いくつかの鍋を同時に火にかける事ができないのである。。。。。。最新型の小型炊飯器を買うことになった。 多くのスペックをチェックした上で最高と思われるものを買ってみて、早速炊いてみたのだが、結果的にはまあこんなものかと言う感じだった。使い慣れればまた変わってくるとは思うのだが、状況を見ながらの、手作業にはやはりかなわないのではと、すこし、得意な気分に。 夕食の後、昨日の作品のフラットニングと、資料用の作品を30点程スキャニングする。 |
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2/18 昨日新たに仕上げた作品をやり直す。フラットニングしてみたらやはり細かい質感が気になって全体が見えてこない。1号程度低いコントラストで仕上げなおして取り合えづ納得する事にした。期日に追われる展覧会や、広告の仕事の合間に仕上げていく創作のリズムの中で、自分を支えている作品への本来のスタンスを忘れていた事に気付いた気がする。其の一点をどこ迄も諦めずに自分の思いどうりに仕上げていく、私のすきな写真は全て其の中でやっと生まれた物だった。勿論時間は無限にあるわけではない。どこで切り上げるかという事になってしまう。しかし、本来切りあげると言う考え方そのものが長い間に染み付いたよけいな事なのだ。 | ||||||||
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2/17 昨日迄のプリントを続ける。今日は20%程サイズを小さくしてみた。何とか全体のフォルムが見えるように仕上げたい。このての写真の場合サイズは重要だ。イルフォードのマルチグレードFBでかなり極端にフォルムを強調する覆い焼きや焼き込みをしてみる事にした。しかしこのプリントの場合呆気無い結末を迎える事になってしまった。処理用に何種類かの現像液をバットに用意しているのだが、私がマルチグレードディベロッペーの処理液に入れるつもりが、過ってA120の1:2の処理バットに入れてしまったのである。私の予想に反してこの組み合わせがベストだったようで、偶然ではあるのだが、諦めかけていたネガが蘇ったのである。どのネガをどういうふうに処理するかと言う事は経験的に決めているのであるがネガそのものの処理や、被写体へのアプローチが日々変わっていくのだからやはり新しい方法を探し続けねければならない事を実感した一日だった。新しい被写体に出合う度にこのような苦労はつきまとう。ここ数日間はこのネガの事ばかりを考えて過ごしたのだが、やっと総てが報われた気持ちである。この作品自体の価値うんぬんという事になるとい微妙なのだが、少なくとも撮影した時の自分には報いる事ができた気がする。この後他の作品を一点仕上げる。今日は良い一日だ。 | ||||||||
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2/16 足りなくなっていた定着液を渋谷迄買いに行ってきた。明日もまたプリントを続けるつもりだ。仕上がらない一枚をいつまでも模索しながら続けるべきなのか、他の作品に移るべきなのか迷ってしまう。20年前の自分なら決して仕上がる迄、他の物を手掛ける事はないだろうなどと考えてみたりする。構成そのものが幼稚で幾ら手をかけても無駄な気もするのだが、撮影の時のあの興奮を少しでも形にしてみたい。 | ||||||||
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2/15 先日のプリントの仕上げの処理をしながらE.Westonの写真集を見てみる。力強さと繊細さが総ての部分に渡って現れていてショックを受ける。木でできた小屋なのだが考えられない程完全だ。自分の作品の中にも幾らか共通する物はあるのだけれどもどうしても一つにまとまった力が見えてこない。すっかり気が滅入ってしまって出かけようとしたのだが久しぶりに動かそうとした車のエンジンがぴくりとも動かない。思えば3ヶ月以上動かしていなかった事を思い出す。2台あるのが悪いのだが1台を修理したとたんに他の方が壊れてしまう。さすがに自分の生活に嫌気がさしてしまった。戻って作品を見ていると見れば見る程解らなくなってしまう。少し気持ちを整理しなくては。 | ||||||||
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2/14 ベルゲールの3号をA120の1:2で処理する。色調は許せる範囲だがドライダウンが読めない。他の印画紙よりセレンののりが強いようだ。もう一点はイルフォードのMGFBで処理する。こちらは撮影時に使った47Bフィルターのせいでハイライトの質感が難しい。最終的な判断は翌日のフラットニングを待ってからだ。いつもの事だが欠点ばかりが先に見えてくる。ネガの美しさが印画紙に取り込めない。 | ||||||||
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2/13 久し振りの作業は遅々としてはかどらない。準備に手間取って殆ど成果を見ないまま明日に持ち越す事にする。現像液を変えてみる事にしてA-120とデクトールを新たに作る。 | ||||||||
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2/12 久しぶりに撮影のない一日。午後から代官山で打ち合わせと納品があり、車を代官山近くの修理工場に持っていく。先日関西からの帰りに調子が悪くなりまたしてもかなりの出費をしいられそうな感じだ。必需品なのだからしょうがないのだが、経費を節約している時だけに少しナーバスになる。その後電車で新宿のヨドバシカメラに向かい印画紙と薬品類を購入した。電車で持って帰るのは苦しい程の量だったのだが何故か今日は軽く感じる。明日からかなり本格的にポートフォリオのプリントに入る。数百枚の印画紙を無駄にしないように頑張らなければならない。深夜迄暗室の片づけに追われる。もらい物のウイスキーがやけにうまい。 | ||||||||
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2/11 前日遅く迄飲んでいた為、遅くに起きだしてやっと神保町に豆本展の打ち合わせに出かける。これは40人以上の作家が独自の豆本を作って、手にとって見れる状態で展示する展覧会なのだが今日の最終打ち合わせでは、展示用のボックスも配られ、やっと具体的な盛り上がりを見せてきた感じだった。写真家の方は私の他、N氏以外あまりいないようなので頑張らなければと言う気持ちになった。其の後食事がてら近くのイタリアレストランでかなりワインを飲んでから帰宅。久しぶりに会った知り合いの作家との会話は、広告の仕事をしている我々の中ではきけないような刺激に満ちている。話しているうちにいつしか自分も彼等を超えて夢の中をさまよっているのを感じた。夜遅くなってから2つもとれていた、パジャマのボタンを付けなおしてから寝る事にする。 | ||||||||
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2/10 朝から外人のモデルの撮影で大きな声を出していたらのどが痛くなってしまった。8時半頃中目黒のスタジオに戻り仕事を片付ける。途中、知り合いのカメラマンが貸していた機材を返しにくる。11時を過ぎて昼間スタジオで出会った近所のスタイリストから連絡がありひさしぶりに近所で集まる。前回の個展のDMをデザインしてくれたO氏も合流ししばらく話し込んでいたら2時を過ぎていた。 | ||||||||
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2/9 昼前に出かけ、買い物をした後赤坂の東京写真文化舘に向かう。5Fのステージで西村陽一郎さんに合いゲストとして招いていただいたお礼を言う。美学校写真工房展はそれぞれに熱心な作品が多く1年足らずの成果とは思えないできばえだった。少人数ならではの結果であろうと思う。もう一つの目的である4Fのマイケル・ケンナ展を見に行く。初期の作品など、始めてみる物が多く其の点数に圧倒される。しかし、なぜか彼の作品の鋭い構成力、被写体への独自のスタンス、プリントの持つ情緒的な味わい、、、、、、、、、、、それを超えた作家像の様な物が見えてこない。展覧会の主旨が私にはとどいてこないのだ。なにか個人の収集家の目録を観ているようで一点ずつの作品の力が一つに集まらないもどかしさを感じ、すぐに会場を後にしてしまった。4時の作品の撤収迄、時間の潰し方を失った為、散歩がてら外の町をぶらつく。行き場がなくて渋谷に戻ってみたが行く所もない。さっきの展覧会の事を考えながら町をさまよってギャラリーに戻った時にはお気に入りの長いマフラーをなくしてしまっていた。自分の作品をケースに入れて今度はまっすぐに自宅にかえる事にした。頭の中からは展覧会の事が離れない。彼の作品の場合、被写体へのスタンスが重要だ。同時に多く作品を見る事が私にとってなんらかの障害になるのか、あるいは展示方法事体の問題なのか?自宅に戻り東急ハンズで買ってきた時計の電池を交換する。台所、洗面台、MACの上、3箇所の時計がまた動き出した。明日も朝早くからモデルの撮影でさらに其の後も別の撮影が入っている。なにかを考えなければいけないのだが、それはまたいつか、、、、、 | ||||||||
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2/8 朝からモデル撮影のため倉庫街のスタジオに向かう。カット数は多かったのだが呆気無く終わってしまったので、機材の返却とともに横浜迄ロケバスに同乗する。横浜で買い物を済ませた後、夜には自宅に戻り久しぶりに夕食を作る。最近気になる事なのだが今日も差出人不明の郵便物が届き、郵便局に処分に持っていかねばならなかった。捨ててしまえばいいのだがつい手間でも処理しておかないと不安になる。WEB上で住所をテキストデータで掲載して以来、勝手に何かを送り付けてくる場合が多く困ってしまう。何が入っているのか解らない物だと本当にノイローゼになりそうだ。画像データに戻してしまおうかと今回は真剣に考えさせられた。私自身は情報の発信源はHPでも実際のギャラリーでも同じように責任を持って表示するべきだと思っているのだがまわりの方々や現状を考えるとかなり心細い。明日は赤坂の東京写真文科舘に出向く予定。 | ||||||||
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2/7 朝から1日中広告の撮影を続ける。撮影そのものはそんなに難易度は高くないのだが、先の見えない一日にやや蟠りを感じる。それでも9時過ぎには終了し、帰路に就く。近所の店に寄り知り合いの人と和やかなひとときを過ごした後自宅へ。明日も早くから撮影なので、早く休まねば 。 | ||||||||
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2/6 戻ってから始めてのスタジオ撮影になる。月刊誌のレギュラーをこなす。その後暗室に戻って豆本の素材作りを続ける。先日の神岡は実際には雪が深くて撮影できず、広範囲にいろいろ下見をして終わってしまった。それよりも前回の旅の大きな収穫は、三河湾の小島に住んでいる木工作家の方を訪ねた事だ。私は島がすきで、10年以上前から日本中のいろいろな島を訪ねている。おぼろげながらではあるが、いつかはそうして見つけた小さな島で自分の為の生活を見い出したいと、何となく憧れているのであるが、その方の生活は本当に私の考える理想の様な物だった。突然の訪問にも本当に暖かくもてなしていただいて、決して豊かではないのだけれども、その、生活の中にある精神的な豊かさを堪能させられた気がする。多くの島での生活を見てくる中で其のただならぬ苦労も見て来たつもりではあるが、一体何を乗り越えればあの世界に入れるのか、何が自分に必要なのか、戻ってからもずっと自分の頭の中から離れない。 | ||||||||
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2/5 関西より帰宅して3月の豆本展の準備を進める。思っていた素材は手に入らず苦戦をしいられる。いろいろやってみるがうまく行かない。発想を変えてみて何とか手がかりを掴む。 | ||||||||
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