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左の写真はフィルムバック部分のアオリのロックの
部分ですがクリックの部分が復元力が強すぎて微妙な
アオリをかける事ができません。
最初の頃はクサビ状の物を挟んで使っていましたが
現在は完全に外してしまいました。
ニュ−トラルへの復元を確認しなければなりませんが
かなり使いやすくなります。

モデファイではないのですが、ピントグラスの
プロテクターにデッサン用のスケールを使っています。
4x5の比率の物を少し加工すればぴったりですので
大変気に入っています。

これもモデファイではないのですがトラックの下の
部分の空間に非常用のルーペとレリーズを固定して
収納しています。

小さめのレンズのキャップの裏側に小型のミラーを
張り付けてあります。

木製のカメラ


このカメラは私が最初に購入した4x5のカメラで、共同写真の方に東京の長谷川製作所に注文していただいたのが1976年で
手許に届いたのは翌年の1977年でした。作っていらした方はたしか石井さんとおっしゃっていたような気がします。
当時上のマスターテヒニカは100万円程しましたから買えるわけもなく、価格的にもかなり手ごろ(7万円以下)な感じでした。
各部の造りは非常に精度が高く、桜の木の本体は現在でも少しの狂いもありません。重量は1.5K強と言ったところ、革製の蛇腹も
35cm位ですが非常にしっかりしています。他の木製のカメラと違う所は、ピントグラスのてこアーム、バック部分の微動装置、
レンズ部分のライズ、フォールの量がやや多め、収納時の薄さなどだと思います。

さすがに少しは加工が必要になった部分もありT55のホルダーが入るように部分的に削ったところがあります。ピントグラスが
直ぐに脱着できない点がオリジナルのバキュームホルダーには不向きで、現在では用途が少なくなってしまいました。
スタジオでは何台かのビューカメラを使っていますがやはり思い入れがあるのはこの2台になります。

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