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このネガは250mn.で木造の古い船の船底の部分を写した物ですが、画面の角の
nega up
部分が丸く欠けたようになっています。
このカメラの設計上のフイルムサイズが4x5よりやや小さい為、レボルビング
の枠を避ける為に迫り出しているフイルムゲートで微かではありますが、
四隅がケラレてしまいます。
フランジの短いレンズを使っている時は平気なのですが180mn.程度でも
アオリの使用状況によっては気になる部分です。
そこでとりあえずフィルムゲートの部分をやすりで削り取って見る事にしました。
このカメラの素材は非常に固く、かなりの時間と労力を要しましたが、
何とかこの部分の角を取り去る事ができました。当初、塗装するだけで完成
かと思っていたのですが、貫通したレボルビング枠の部分は意外と広い範囲で、
レボルビングの隙間から光線漏れを起こす状況になってしまいました。
そこで、さらに枠を削り落とし、フィルムゲートの上から貫通している部分を
黒のラバーでコーティングし、その上をパーマセルのテープで覆い隠す処理を
camera up
総ての角に対して施さなければなりませんでした。
今のところ光線漏れはありませんが、
レボルビングを使用した後には必ずこの部分が完全に戻っているかを確認する
ようにしています。
私自身レボルビング装置はあまり使いやすいとは思っていないので、はずして
差し換える方法に改造したいと考えています。
三脚によっては、一度カメラをはずさないと縦横の切り替えができなかったり
なにかと不便を感じています。
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