2011年05月
作者近況2011 201109月 2011年07月 2011年03月

11/26 朝からWebのデザインをMacで進めている。バグの多いソフトだが長く付合っているのでそこそこ慣れているつもりだったが、このところトラブルが多い。保存しようとするとエラーで落ちてしまう。もうすぐwinに切り替えるのを察して機嫌が悪いのか、、、、、

トラブルに悩まされていたお昼頃、今度は突然停電で電源が落ちてしまった。ブレーカーをチェックしたが回復しない。管理室に連絡し、電気屋に来てもらうが原因がなかなかわからない、、、結果的には、配電施設のメーターボックスのブレーカーが焼けて破損していた。かなり長い時間をかけて配線が細くなり、端子付近ごと燃えて断線した事が原因。そこそこ大掛かりな修理で、数時間かかった。

本来なら、共有部分で、管理組合の負担になると思うのだが、管理人からも、微妙な指摘があった。個別のメーターのあと(後ろか前かが重要)に設置されている部品なので、個人の負担かもしれないと、、、、、とても払えそうにないし、、、あきらか共有部分のメンテナンスボックスにある部品だが??どうなるのか落ち着かない、、、、なんだかトラブルが多い、、先日は、洗濯機が突風で、、、TVは雷で、、、玄関のドアが、、

HPのデザインもいくつかサンプルを作っている。写真を縦位置にした場合、、、明るいイメージ、暗いメージ、、、ページのサイズに関してはなかなか結論が出ない。大きくする事がリニューアルを考えはじめて当初の目的だが、、ノートで見る事が多いのも事実、、、、結局、、10年前のオープン当初の800ピクセルを基準にいくつかのデザインを作りはじめる、、、、


11/23朝 ここ2日間は良く眠れた。今朝は夜明けから穏やかな空が広がる。少し酒も飲むようになった。酒の味がわかると(旨く感じると)健康になったと感じる。いろいろとやらなければならない事があるのだが、昨日は休んだ。

新しいWebの方向性は未だはっきりしないが、少しずつ、、、時間をかけてでも、何が必要なのかを考えたい。写真を見せる事、、、何故、、、モノクロなのか、、、

木造の小さなアパートから初めて少し広めのマンションにに引っ越した時、沢山の写真を飾った。その後も、小さなワンルームでも壁にクギをうって額をかけた。そして、、ある時から全てを取り去り、、その後、1点だけをトイレに飾った。現在の住まいでは洗面台の横に小さな額が一点だけ。

自分自身、写真を飾る事、どう付合ってい良いのかが未だわからない。写真家として展覧会を重ねても、昔刷り込まれたPGIの額ばかりを使ったり、、、写真を見せる事、楽しむ事、これも考えなければならないと思う。私の写真を買ってくれた人達は、どんなふうに付合ってくれているのか??それを取材する??そんな事も考える。写真のある空間、、、、

初めて写真に接したのは田舎町の古本屋で山積みされていたカメラ雑誌、、、今思えばそれは写真ではなくて、、雑誌なのだが、、それに気付くにはけっこう時間がかかった。どこから入るか、何を見るか、、と言う事はとても重要。その後、その古本屋で手に入れたのが、、ライフの写真口座の1冊。それは「カラー」だったが、それ以外のライフは当時、その街には、図書館にもなかった、、、その後、浪人生として上京し、学校で写真を学ぶようになり、、世界は変わる、、、、

いろいろな書物に出会い、写真への考え方はまったく変わったが、、、、ライフの写真口座は本当に良くできている。「日本に写真家なんかいない」と、はっきり教えられたようにも感じる。。。入門書、、それをここ迄仕上げる事がすごい。

写真を見る、と言う概念も、どんどん変化する。印刷物、モニター、3D、、、情報そのものも大きく変化する、、、皆、何が見たいのかすら、、、わからない。

今日は、Webのトップを縦位置に差し換えてみよう、、、、、印象を探る。新しいデザインも、、、


11/19朝 ほとんど眠れないまま朝になった。

昨夜早く戻ったが、いろいろトラブルがあり、少しも休まらないまま横になり、強くなってきた風の音を聴く。うとうとして目がさめると、自分がどこにいるのか解らない、、、北海道の原野にいるような遊離した感覚、、、、、、

最近、、、、風景を撮る、と言う事に関心が集中している。自分の幸福は、、いつも旅の中にあり、何か果てしない風景と一つに感じる。

日常にも、休暇の旅行にも、、カメラを持ち歩かなくなった。。。。その場ですぐに見れるデジタルのカメラ、、、軽薄で薄っぺらい映像に記憶がすり替えられていく感覚、、、自分にとって、写真も、記憶も、、、そんな物ではないように感じる。安易に全てを取り込めば、、どんどん軽薄になり、、記憶さえ失っていく、、、

若い頃は抽象的な被写体を抽象的に撮った。それは感情をそぎ落とし、現実を超えた信念の核になる。現実には叶え難い感覚に到達できる、、、風景、具象とはなんなのか???曖昧な感情の中をさまよっているのか???

若い頃に比べると、自分に対しても他人に対しても曖昧に、ゆるくなり、、、自分も、、、他人も、、、何もかも、、許している。それは弱さなのか?

ただ、、、他人を許す事は、、自分を許す事だと、、、、感じはじめている。

11/19午後になって先日から進めている新しいwebのトップページを、HPにアップしてみた。管理ソフトも、PCの環境もまったく違うのでデザインのサンプルに過ぎないが、これを作るだけで、ほぼ一日、、、情けなくなるが、、、進めなければ何も進まない。まずはページの大きさだが、以前は800。デザインは1000で進めたが、テストするといろいろと不具合もある。試験的なアップにあたって、、900と言うのを作ってみた。サイズはトップだけでなく、コンテンツにもデザイン上の影響が、、、とても大きい、、、

今後数日おきに画像を差し換え、縦位置、横位置、画面の明暗など、印象を探っていく。


11/15 午前中からスタジオへ。戻るのは週末。

1週間程自宅で過ごしたが、あまりゆっくりした印象はない。最もたいへんだったのは、撮影旅行をひかえた車の準備。先月、下回りのサビやダメージにビックりさせられたが、出かける前に最低限の補修はしなければならない。

まる2日間、車の下に潜ってサビを取り、外れかかっている部品を固定した。薄い鉄板のカバーと言われる部品はほとんどがサビ落ちてしまった。いろいろなセンサーのケーブルがステーが崩れ落ちてぶら下がっているのをステンレスのワイヤーで固定。雪国では氷とともに、このての部品が剥がれ落ちるトラブルが多い。燃料ポンプもそろそろヤバいな、、、

それ以外は、新しいWeb用のデータの整理。古いマックから10年以上前のデータを引き上げ、小型のノートに保存。マックの転送速度は遅くこれだけでほぼ1日。自宅にある物はだいたい整理ができた。

今迄、マックで管理していたWebをWinに移行するのだが、これがけっこうたいへん。少しは使える部分もあるのか、、、と、思っていたが、サイトを読み込んでも、パスの違いでリンクがまったく読み込めない。とにかく、一から作る事だ。

10年前と違い、webに求められている内容も変わった。何より、写真の受け止め方が大きく変化し、関心を持っている世代も多様化。これをマイナス思考で考えず、新しい視点を模索したい。

トップページのデザインを絞り込んだ。コンテンツは、未だいろいろと悩みがある。テクニック、銀塩の技術的な分野より、写真を見る、飾る、、、そう言う視点から何らかの展開を進めたい。この部分は私もまったくのしろうとだと、気付き始めている、、、、、


11/09 週明けに全ての作業を終え帰宅。先週一度、車を車庫に戻しに帰ったが(都内に置いておくと駐車場代がばかにならない)、随分長くスタジオの生活が続いた。こまごました雑用もあったが、仕事と言える物は、、彫刻家のカタログ。。。撮影も、データの処理も銀塩のプリントのように時間をかけた。

各作品に、数点ずつのイメージを仕上げて、最終的には、作家の方に選んでもらう、、、と、言うスタイルで進めたが、撮影に関して、どう撮る、、と、言う指示はまったく無く、光を当てながら私の感覚で見えてきたいくつかのイメージを撮った。

具体的な指示はないが、、長い時間、いろいろな話を聴いた。イタリア、ギリシャ彫刻、、、鋳造についても、、、、、作家のポートレートも撮影した。当初、アトリエで、と思っていたが、作品を鋳造する日に、川口の鋳造所で撮影し良い絵が撮れた。美しく歳を重ねる事のできる人は幸せだ。人間としても、作家としても、、、、、

最終的な媒体は、展覧会のカタログやWeb だが、できれば、プリントのポートフォリオも仕上げたい。デジタル、インクジェットであっても4版から刷るカタログよりは、重みのある物が仕上がると思う。

データの処理作業が一段落ついた6日、狭山のアトリエに写真家の風間さんを訪ねた。昨年、青山のギャラリーで偶然会ったのが初対面だが、随分昔、メールのやり取りをした事がある。この人には、不思議な魅力がある。それは、、、おそらく、、弱さだ。

それは作品の中にも、生き方にも、、、見えるような、、見えないような、、空気のような感触として存在する。


10/27 昨日迄の複写の機材を車に積み込みスタジオへ。明日からの撮影に備える。今週は何とかノルマをこなしている。複写が終わった事でWebの作業も具体的な展開が見え始める。レンタルサーバーも決めなくては、、、

明日からは再び彫刻作品の撮影。週末で終了し、来週後半迄には全てのデータを仕上げる予定。


10/26 プリントの複写を終えた。新しくするWeb用のイメージだが、新作、と、言う事ではなく、10年前に作ったHPを作りなおすにあたり、画像データも全て作りなおす事にした。

Webをオープンした10年前、作品を複写したネガをスキャニングして、メージを作っていた。(そのネガはもともとあった物で、展覧会で使用した作品は全て複写してインデックスが作られていた)さほど悪いスキャナーではないが、保存されているデータは8b/cで現在のWeb用に作りなおすと、画像の劣化は避けられない。。。プリントを直接デジタル化するにはデジカメでの複写が手っ取り早い、、と言う事になる。

何故作りなおすのか?

ここ10年でWebの環境は大きく変わった。通信速度はもちろんだが、見る環境が違う。10年前なら8bitカラーで見ている人は当たり前のようにいたし、CRTのモニターの方が多かった。。。現在のモニターはまったく別の物である。新たに最適化する必要を感じる。当時のデータは今見ると、CRTに合わせて妙にシャープ化されているしjpgの圧縮率も高すぎる。できれば画像サイズも大きくしたい。

複写したプリントは200点程。16X20インチから4X5まで様々で作業時間は40時間程。当時の展覧会のプリントが手許にない物もあり、マウントしていない予備のプリントを探したり、けっこうたいへんな作業。

部屋の狭さも計算違いだ。スタジオならなんと言う事はない複写だが、狭い空間ではスポットのライティングにカールした印画紙の目が反射する、、、筒状のスポットスヌートを作ってライティングしたが角度に限りがあり、また、和室なので上下、左右と、好きな所から当てるわけにも行かない、、、、、たかが複写、されど複写。。。。

バライタ紙は特長があり、光の向きや質によって微妙にダイナミックレンジが変化する。黒はもちろんだが、白も変化する。、、、銀でできているのだと、再認識させられる。古い物は、印画紙の白さも当時に比べていくらか落ち着いてきた感じもする。

いろいろ気付いた事もある。30年以上前の印画紙と現在の印画紙。肉眼で見ているとシャープネスに差がないように感じているが、強いスポットライトでライティングし、デジカメで複写してみるとあきらかにシャープネスが違う。、、引伸しのレンズが違うのか??と、思わせる程の違いがあり、この点についてはしばらく考えたい。。

古いプリントにはいろいろと思いでもある。表面の微かなキズ、、、当時はとても細かな事迄気にしていた、、、今は、、それらには鈍感だ。長い年月を感じる。プリントの微かなミス、、、デジタルの複写ではっきりと見えてくる物もある。

複写には、デジタルのカメラはとても使いやすい、ストロボとの相性も良い。銀塩よりも多くの情報を引き出しているように感じる???


10/25 朝からプリントを複写している。昨日1日かかって使っていない6畳間を片付けた。

銀塩のプリントに接していると、ふと、レンズやフィルムの存在を感じなくなる時がある。その現場から、自分の身体自身で何かを受け止めてきて、暗室の中で、一枚のプリントに仕上げているような感覚だ。不思議な感覚。手で触った触感を体で写し取ってきたような、、、モノクロームには、そんな肌の感触がある。風の感触、匂いなど、五感から物を造り出しているような錯覚。カメラもフィルムも間に入れない、、、記憶から?、もっとなまなましく、、


10/23 川口での撮影を終え、スタジオに寄らず、そのまま千葉迄帰宅した。又しても小銭をケチって高速を使わなかったのでけっこう時間がかかった。車には3台のジェネ、、10本程のスタンドなどがぎっしり。。。この機材を使って御宿の自宅で新しいWeb 用にストックのプリントを複写する。今週の課題だ。

川口での撮影は順調。下見をし、ほぼライティングも決めていた。気になっていたのは、鋳造工房の中の湿気を含んだ地面(かなり広い範囲が砂でできている)、そして高い天井からのライティング。

被写体の彫刻は2メートル以上の柱が2体。それぞれブロンズの質感が違い、ライティングも大きく異なる。イメージするのは自然光の感覚で、高い天井の窓からの光、、大きく開く扉から差し込む光、、、教会のような空間のまん中にすっと、、、存在している感じ。立っている足下が少しづつ暗くなっていく、、、、自然光で撮りたいが、大きさもあり光の自由度が低い、、、やはりストロボでライティングしなければならない。。。。

いろいろ試したが、これで完全、と言う感覚はなかなか得られない。いつもの事だが、、、スタジオではないので、自然光に惑わされて立体感が掴みにくい、、、最終的にはデスクワークに頼る部分もある。。。

ストロボにハンドカメラ、、、被写体は彫刻だが、、全て手持ちで撮影を終えた。ハレーションをカットするのでさほどアングルは動かないが、、なんだか3脚を使うのがめんどくさくなってしまい、、、手抜きではないのだが、、仕事で三脚を使う事が少なくなった。人物の場合は昔からだが、、、手持ちのほうが集中できるように感じる時がある。。。。撮影後の疲労はもちろん多い、、

自分の作品の場合、35ミリでも必ず3脚を使う。視点は完全に決まっていて、、それ以外はあり得ない。

他人の物(ポートレートもそうだが)を撮る時はまったく別なのかもしれない。撮っている最中も迷い続け、、、常に探し続けている、、、


10/22 先日数多く出品したオークションがやっと落ち着いた。全ての品物の発送を終え、トラブルは無いようだ。学生時代に使った古いスピーカーユニットがけっこうな値段がつき、制作費の足しになった。その他、前回オークションで落札されなかったカラーヘッドの部品なども今回は引き取り先が見つかった。ダメ元で改めて出品してみる物である。

スタジオに出向くたびに少しづつ不要品を持ち帰る。今回はメーカーから原稿料代わりにいただいた記念品などもまとめて出品した。使用しなくなったドライマウントのティッシュや、引き伸し機の部品などなど。。

機材の整備も少しづつ整ってきた。シャッターレリーズの改造は全て終わり、それと直接は関係ないが、ほとんどのレンズのボードを交換した。

30年程前からだが、、機材をコンパクトにする為フィールドで使うレンズは、ホースマンのボードを使用していた。同じ焦点距離でもスタジオで使用するものと区別し、シャッターは1番より大きな物を使用しない。その為テヒニカには常にボード変換アダプターが装着。

このシステムに疑問を持ちはじめ、、今回、全てのボードをリンホフボードに交換した。結果的にレンズの装着が早くなると思う。手袋をしたままレンズ、レリーズ迄装着する、、光軸のセンターも出しやすい、、、前回、レンズのフィルター径を揃えただけで随分便利になったが、、、まだまだ改良の余地がある、、、破損しているテヒニカのフロント部分への負荷もいくらか少なくなると思う。

手持ちの無かった0番シャッター用のボードはオークションで購入したが、出品されていたのは、やはり写真家の方。皆様々に利用しているように思う。来週には不要になったボードを出品しよう。

今日の夕方から車でスタジオへ。明日は川口の工房でブロンズの作品を撮る。彫刻家のカタログも、少しづつカットが揃ってきた。先日火入れした作品ではないが、大きなブロンズの柱を2本撮影する。


10/20 体調がすぐれない中、いくつかの冬支度を終えた。最も大掛かりだったのは玄関の結露対策。このマンションの最も大きな問題だが、V字型の峡谷に立地しているので日照時間が極端に少ない。玄関通路側の外壁は山に面した北側で、冬場は温度が下がりとにかく結露する。暗室などは外壁直の内壁の為、暖房していると床に水が堪り黄色いカビが一面に生える。。。対策として、北向きの壁に、在り合わせの発泡スチロールなどの断熱材を貼り、、、それはそれなりに効果がある。

北側の壁は、玄関、浴室、暗室と続くが、今回は玄関。玄関の扉は3年前に塗装しているが、枠も含めてサビだらけで穴が開きそうな状態(実際穴が開いている部屋もある)。サビを落とし、錆び止めを塗り塗装する。久しぶりに油性のペンキを塗った。ドア枠のサビを落とすのが重労働。

さらに、、、扉の結露をいくらかでも少なくする為、鉄製のドアにベニヤ板を貼り、内部に断熱材を入れる。そして、ドアの内側にもう一枚のドア、、、木製のドア枠を作り発泡の断熱材をはめ込む。これはいくらか期待できそうだ。

そして、カビだらけの壁や天井にはベニヤ板を貼り、水性の塗料で塗装。ごく薄い緑色(ミントグリーン)の塗料を買ったが、(最も安かった)実際に塗ってみるとけっこう濃い空色でかなりショック、、、乾いてみると少しはましになった、、、、、、、気休めだが、、、


10/14 先を急がなければ、、、そんな気持ちで先日帰宅したわけだが、、、ひどく体調を崩し、2日間まったく何もできず寝込んでしまった。なさけない

歯茎のはれからリンパ腺が晴れ、扁桃腺まで悪化して、夜中に高熱が出る始末、、、、何も食べられないが、だらけた身体にはちょうど良いか、、、、

3日目になり、天候が良いのであわててテスト用のフィルムをホルダーに入れるがすぐに天候が変わってがっかり、、、それはともかく、、、何とか動けるようになり、まずは、、、大した事では無いが、、、またまた、調子の悪くなった車をジャッキアップして原因を調べる(撮影に出かけるにはまず車、、、)。先週からなんとも気になっていたが、、リアからの引きづり音、、他人が振り返るくらい、、、ギーギーと音を立て続けて走っている、、、。来週2件のロケがあり、このままでは、、、、、7月に大金(自分なりには)を払って修理したばかりだが、、、、できる事は自分でして、、少しでも節約しなければならない。

この車はもうダメだと、、自分に言い聞かせる、、、下回りのサビはまたまた進行し、今度はブレーキのカバーが崩れ落ちてディスクに挟まっていた。2ヶ月前には、大丈夫だったが、、、そして、、触媒や、プロペラシャフトのカバーもさび落ちていろいろな所に引っ掛かっている状態、、、7月に修理した時はここ迄ひどく無かったが、、、、リアのシャックルは痩せ細り、、そのうち折れるかもしれない、、、、体調も、またまた悪化する。長く車の下に潜っていたのでまったく眠れない、、、、

なじみの修理業者も、前回、微妙に目をそらせていたが、、、思っている異常にひどい事になっている。今日は思いきって、ブレーキディスクのカバーを剥ぎ取った。これで音はしなくなったが、、手を入れなければ危険な場所がいくつも見つかった。ほとんどのセンサーのステーがさび落ちてぶら下がっている。このまま北海道に出かけたら、雪に引っ掛かりあっというまにエンジンが止まりそうだ。来月、、冬タイヤに変える時2、3日修理の為の時間が必要だ、、、自分でするしか無いのだが、、、、、

最も気になっていた事だが、スタジオから持ってかえってきた物をいくつかオークションに出した。7月の車の修理代もそれでまかなったが、、今回はどんな結果になるのか????バブルの頃から仕事をしているので、、、未だに貧乏は恥だと言う気持ちが無くならない、、、しかし、、、実際のとこえろ、、スタジオの家賃がなかなか払えない、、、、大きな声では言えないが、、、


10/10 昨日やっと帰宅。画像処理で、一進一退。昨日の分を翌日仕上げなおす、、、と言う、、、ケミカルと同じようなペースだ。彫刻家の、カタログを手掛けている。ブロンズの力がなかなか表現出来ない。デジタルのうすっぺらい表現が鼻に突く、、、少しづつ出口が見えてきた。。。。なまじ銀塩を知っていると、ここで立ち止まってしまう。

ノイズや、偽色の多いデータのほうが力がある。ローパスは無い方がよい、、、などと思いながら、一点ずつ仕上げていると、まったく色が揃わない。

それでも少しづつ形になってきた。1日一点のペースだが、今週一点だけ、、、満足できる調子だ。画像処理と言うより、、、、撮影の段階か、、、、ふだんはあまり感じないが、最近、デジタルでもモノクロームに近づけている、、、彩度が低めだ、、、、、

かなり疲れて帰宅。久しぶりに奥歯の歯茎が晴れて、リンパ腺も痛い。紙も100枚以上使った、、、、、この仕事は、、手応えがあり、とても楽しい。ある意味やる気にさせてくれる。大量生産の工業製品を仕上げるのとは感覚的に異次元だ。銀塩、デジタルと言う敷居が無い事を自分の中で、、結論付けようとしている、、、、そしてハードの限界も、無関係だと、、、、、

5日のアーティストの撮影はとても順調だった。カットが進むにつれて、少しづつ見えてくる。私にとっては、人物も、彫刻も、、なんだか同じ被写体のように感じる。光をあてながら何かが見えてくるのを、時間をかけて待つ。

スタジオ撮影は、2日間。それ以外はずっとデータを仕上げていた。ハンズに自転車で出かけ、レリーズを覆うシリコンのチューブを購入。吹雪でさびつかないように、、、いろいろと冬の準備をする。

今週は、フィルムのテストも進めたい。表現への、、きっかけ??、、このフィルムにできる事を極めなければ、、、、、ここでの暮らしは、あくまで銀塩、、暗室の湿度も70%ぐらい迄下がって良い気候になった。


10/02 午後からスタジオへ。先日川口の鋳造所で撮影した写真の整理と、アトリエのブロンズ作品を2点仕上げる。5日にはスタジオでアーティスト(指揮者)の撮影を予定。諸々をこなすと週末迄スタジオか、、、いろいろな食材を持って電車で出かける。

すごい荷物だが、中目黒で食料を買うのはあまりにも不経済で何もかも持参で、、、と言う事になる。こちらで消費仕切れなかった豆腐や、実験的に作っているラーメンのスープ、はたまたその麺やチャシュー、頂き物のパン、作りおきの焼そばなどなど、、、買い出しのような荷物。

昨夜、手掛けていたマグネット式のレリーズが完成し、久しぶりにビールを飲みつつ、使いやすい感触を堪能していたのだが、、、力があまって、金属製のステーがボキッと折れてしまった。ガックリしつつ予備のパーツを再び接着したのだが、、そんな故障もできれば今のうちに体験したい。などと、酔っぱらっていたのでおおらかだったが、今日見ると、いい加減な接着に再びやり直し、、、、、、

今のところトラブルはなく使い心地は最高、、、、、、、、、


10/01朝 シャッターの改造が終了。ローデン、フジに続いてニコンのレンズにもレリーズ用の金具を取り付けた。レリーズは試作した短い物が1本だけ。今回使用したマグネットは程よい強さ。小銭をケチって失敗したが、強すぎるのも問題のようだ。週明けにスタジオから何本か持ち帰り、いろいろなタイプを製作する。

試作したレリーズは、分解した時にワイヤー部分をシリコンのホースでカバーし、潤滑剤を中に入れた。潮風を含んだ吹雪でも、戻りが悪くなる事はないと思う。

試作段階でやり直しになってしまったニコンのレンズだが、フジと同じコパルのシャッターなのに、磁力の影響を強く受ける。レリーズ部分に磁石を近付けると、バルブの戻りが悪く、チャージもできない。試作段階で気付けば良かったが、同じシャッターなのに、、、と言う不思議。

改良点だが、ステーの位置を変更し本体とマグネットを遠ざけ、シャッター本体とマグネットの間にスチール性のステーが通るように変更した。遠ざけるのは当然だが、間にスチールを挟む、と言う発想は、当初は思い付かなかった。子どもの頃からの思い込みだが、磁石は、クギを持ち上げると、そのクギに別のクギがぶら下がり、いくつも繋がっていく。鉄のような磁性体は、磁力の束を延長し、強くするように誤解していたのである。

細かい事は解らないが、フジとニコンのシャッターの違いも、ケースやプレートカバーの材質、そう言う僅かな事かもしれない。内部は動作の感触では違いはないように感じる、、、

とにかく結果はすこぶる良い。レリーズの脱着、操作感にまったくストレスを感じない。シャッターに近付けるだけでレリーズはぴたっと吸い付き、そこそこの力で横向きにするとポロットはずれる。今迄30年以上苦労したのがうそのようだ。

磁束の影響でいざと言う時にはまったく動かない、、、なんて事にならなければ良いが、、、


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