2010年4月 | |||||||||||||||||
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09/29 電車でスタジオから帰宅。腰痛の為、座れる電車を選びながらゆっくり。スタジオのベランダを掃除していて、腰を傷めてしまったらしい。立つ時、座る時、ロボットのようにゆっくりとした動きになってしまう。9月はほとんど使う事の無かったスタジオだが、先日やっと更新料を支払い、2年の契約更新を行った。かなりの出費、、、、、維持していくからには、もっと有効な使い方を考えたい。
今回は書籍の表紙の撮影等をこなしたが、久しぶりだと、ちょっと勝手が掴みにくい。モニターのキャリブレーションが狂いはじめている。それよりも掃除で疲れた。午前中に床屋、電車で戻る途中で、ビックカメラに寄り、取り置いてもらっていたTMX-RS現像液を受け取る。 このTMX-RS現像液だが、北海道に撮影に出かける前、ヨドバシカメラで取扱い中止を知らされ、あわてて代換えのTMX-Devのテストを行ったが、どうしても気になって、ビックカメラに連絡してみると、普通に今後も取り扱うようなので、あえて、危険をおかしてTMX-Devを使用する事はないと、、、注文する事にした。 先日の互換性のテストでは、あくまで特性は似ているが、すべてに同じ使い方ができるわけではなく、それぞれに別個のテストが必要なようだ。何故、2種類の現像液が必要なのか、RSを2液にしなければならない理由は?よく問題視される、シートフィルムでのステインやフォグの原因は???? 私はフィルムの現像液には、市販の調合済みの物はほとんど使わないが、この現像液だけは代換えの調合処方が思い付かない。それだけ複雑な組成と、作用を組み合わせているのだと思う。高い現像能力を持ちながら、高濃度になるに従って、抑制効果が働く、、、そんな特性があるように感じる。不本意な誤露光をカバーする為に赤外のシートフィルムに使用しているのだが、様々な画像に対応するロールフィルムにも優れた効果がある。信用していていきなり取扱い中止、、なんて事にならなければ良いが、、リキッドはストックが効かないし、、、、 とにかくこれで明日から現像処理に取りかかれる。 |
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09/24 田中一村展へ。早めに北海道から戻ったのは、この展覧会の会期も理由の一つ。
田中一村を知ったのは私の世代ならなじみのあるNHKの番組だったが、それから10年以上、その作品を実際に見る事は出来なかった。その後、撮影を兼ねて奄美を訪ねたが、運悪く美術館の作品は百貨店の展覧会の為に島外に持ち出されており、なんとも出来の悪い複製が飾られておりそのほとんどを実際に目にする事は出来なかったのである。以前の日記を調べてみたら2004年の1月17日、、7年近く前になる。 今回の展覧会は、代表作はもとより、その生涯の全体に迫る物で展示そのものの規模は申し分ない。苦労して多くの資料を集めたのだからしょうがないかも知れないが、私にとって見るべき物は最後の作品なので前置きの長さに疲れてしまった。かなり高揚した気持ちで入り口を入ったが、作品に辿り着く頃には少し冷めてしまった感じさえする。、、、最初に見せても良いのでは、、、、と感じるのは私だけ? 一村を名乗ってから、、、それが全てだ。千葉に長く住んでいた、、、そんな話が今回の展覧会の基礎としてあるようだが、、、私には千葉が彼を苦しめダメにしていたように感じる。もちろん、その生活も含めてだが、、、、自分を追い詰め、最適なモチーフを探す。その為の反動にはなったと思うのだが、千葉の風景は彼には平坦で、つまらない物ではなかったのか、、、、、奄美を見ているとそんなふうに考えてしまう。 完成したもの、最後までダメな物、作品は紙一重である。描けなかったもの、、、描き上げたもの、、、そのエネルギー、、、、 |
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09/23 夜のフェリーで大洗を経て帰宅。9月10日にここを出て二週間が経った。許されているスケジュールは週末迄だが、体力の消耗と気候の変化、、装備の不十分さもあって切り上げる事にした。先週から急に気温が下がり、ニセコでもかなり寒い。夜明け前と昼間の温度差が大きすぎる、、、
被写体、、と言う事ではないのかも知れないが、、自分の中も含めて、、モチーフを探している。その為の旅。どんな被写体に出会えば撮れる、、と言う確信はなく、、形の無い何かの感覚、、、上手く説明出来ないが、、音楽家が曲を作っているような、、旅の中でインスピレーションを得て旋律が生れてくる、、もう少しどん欲かも知れないが、、とにかく探している、、、なにが私の被写体なんだろう???? とにかく何も撮れない、、、カメラさえ出さない日が何日も続いたが、先月の東北ほど自分を追い詰める事はなく、静かに日にちが過ぎた。たとえば空の雲にカメラを向けて何時までも待つ、、、結局満足のいく形が得られず、暗くなってカメラをたたむ、、あるいは、、、そんな1日の記憶に、意味の無いままそのアングルでシャッターを押す、、、、、明日はどうしようかと考える、、、、 北海道に入った初日、日没前に石狩の浜、、暗くなるまで砂浜を歩き砂の上に車を停めて初日の夜を過ごす。 12日、太陽が出るまでは浜辺に、その後留萌を経て空知のダム湖周辺、何度かカメラを出すが雲の変化が激しく撮れない。再び留萌に戻り海岸線を手塩まで走り道の駅に泊まる。 13日、午前中はサロベツ原野の海岸、午後、稚内で給油し猿払を経てクッチャロ湖、そこから林道を走り再びサロベツ原野へ。暗くなる前に冬に撮影した羽幌、築別を下見。カメラを出すが、やはり雲が良くない。羽幌の道の駅泊。 14日、層雲峡へ。いくつかの景勝地を廻る。高低差が激しく機材を持って歩くとかなりきつい、、、歩かないところは次から次へと観光バスがやってくる。疲れる1日。滝の近くの駐車場に車を停めて夜明けを待つ。深夜は誰もいない、、とても静かだ。 15日、予想したとおり、夜明け前から深い霧。7時まで待ったが撮影を断念。糖平湖を経て襟裳へ。浦河へ向う日高山脈の山中で何度か林道に入り長い時間歩く。木を撮影しようとするが上手くいかない。強風の襟裳岬を廻り、何度か撮影に来た海岸線を廻る。光も雲も良くない。浦幌の道の駅泊。 16日、明るくなる前に静内方向へ、、十勝川に近い海岸線。冬に吹雪で撮影を断念した海岸へ。砂浜がコンブ漁で荒れていて撮影出来ない。丘の上からのポイントは意外にも映画のロケチームが占有していた。めったに人の来ない林道沿いだが、、、仕事をしている人達を見ると、、、なぜかテンションが下がりその場を後にする。十勝を通過して霧タップ、長い距離だが根室、納沙布岬、野付を廻り標津港に泊まる。冬に良く来る撮影地をまわったが、夏は太陽が高く、海に向って南中してしまうと奥行きの無い風景でとても撮れない。 17日、あまり気は進まなかったが、羅臼から知床峠、観光地を足早に通過し。斜里を経由して阿寒湖方面へ。途中、防風林を撮影。雨の中、2時間近く待ったが空の濃度が今一つで残念。かなり良くない体調に薬を飲み、眠気と戦いながら日高まで走る。日高の道の駅泊。 18日、夕張周辺。昔よく撮影した場所を廻る。すっかり変わってしまった、、、、いや変わったのは自分かも知れない。昔のような被写体はけっこうある。理由はわからない、、、、今でもとても好きな場所。夏に来るのはとても久しぶり。昔から良く泊っている、、、、清水沢の駐車場泊。 19日、積丹半島へ。自転車レースの交通規制を気にしながら支笏湖を通過。余市の道の駅で休憩、カボチャを買う。3個目だ。駐車場がとても込み合っていて、、不思議だったが、併設された施設でアポロの持ち帰った月の石が展示されているのが原因だった。万博を思い出す。積丹半島、光線は良好。誰もいない駐車場に泊まる。 20日、夜明け前から海岸線。良いポイントが見つからない。少しずつ南下して結局松前まで来てしまった。途中何度かカメラを出す。光が難しく結果は読めない。松前は激しい雨が降っている。青森の天気。 21日ニセコへ。以前、夏に訪れた時とても興味を引かれたのがニセコ周辺。比較的楽に歩けて、植物がとても美しい。標高もちょうど良く気候も穏やかに感じる。誰もいない五色温泉の駐車場に泊まる。夕食はいつも同じでレトルトのカレー。つまみにカボチャを焼いて食べる。アルミ箔に包んでコッヘルを重ね、簡易オーブンにして弱火で1時間ほど過熱する。毎日同じ料理。小さなカボチャが3個目。家では絶対食べない食材なのだが、、、、と言うか、、、あまり好きでない。なぜか、今回はこのメニューが身体に馴染んで、途中で買った安物の赤ワインにもなかなか、、、、 22日、とても気温が低い。予想はしていたが、、、薄い雲がかかっている。歩いて沼を廻る。昼には暑くなるのであまり厚着は出来ない。いつもだが、、夜明けに山に入るのはヒグマの危険があるので気が進まない。観光地でも関係ない。気合いを入れなおして、機械になったように何も考えずに山に入る。強風が続く中、昼頃下山。少しは撮った。先日の積丹半島へ移動。風のあたらないポイントを探して何度かカメラを出す。SC68のフィルターが潮風でダメになりスポットメーター用と入れ替える。 夏に撮影する事、新しいモチーフを探す上でこれはどうしても必要だ。日本の風景はとても単調で、自分の視覚には黒も白もあまり存在しない。全ては曖昧な灰色で、その階調もザラザラとして連続しない。モノクロームの表現に適するモチーフはなかなか見つからないのである。 何故、モノクロなのか???以前はかなりカラーも手掛けたし、それぞれの良さは解っているのだが。本当の所は解らない。モノクロームのプリントには、色彩には置き換えられない世界がある。それは一体心の何処に存在しているのだろう?そのモチーフは??? 抽象的なモチーフを避けているわけではないが、最近は積極的に風景を撮る。デジタルであるとか、フィルムであるとかは、私にはあまり関係がない。色彩の持つ心理的な作用、、、、なにがそれを超越する物なのか?それが解らない。 |
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09/10 分刻みのスケジュールを終え、何とか北海道へ。
東北のフィルムの現像、T-maxRS,T=maxの互換テスト、、、135ミリの焦点距離測定、、、、一日であまりに多くの事をこなし、、、慌ただしく出かける。 とにかく出掛けてしまえばなんとかなる、、、、、、 |
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09/08 週末東北から戻った後、借りていた軽自動車を返す為に整備と片付け。週が明けてからの3日間はスタジオでの日々。そして、今日、、台風で乱れたダイヤの中終電で深夜に御宿に帰宅する。帰りつけるかどうか不安だったが、、、、なんとか。
夏のあいだ、、、そのくらいは使っていられるかと思っていた軽自動車だが、急に返す事になった。車検の整備を終えて預かってから丁度1ヶ月。二度の東北撮影で6000キロ近く走った。少し離れた町のピットに出掛け、オイル交換とメンテナンス。良く走ってくれたので、クルーと相談して最適なオイルをチョイスしてもらう。100%合成油。とても軟らかいオイルだ。戻る途中エンジンの音が違う。この車で撮影に出掛けた事はとても良い経験だった。5歳、いや、、10歳は気持ちが若返った気がする。思い立ったら、、何処にでも行ける!、、そんな、行動力を思い出させてくれた。快適さ、豊かさは、物理的な空間では無く、気持ちの中に存在する、、、そんな感覚!! スタジオでは、二日間の撮影。そのほか10ページほどのデータ納品も溜まっていて、撮影していない時はほとんどPCでデータを仕上げる。 ハードなスケジュールだと思いながら、、今日戻らなければならなかったのは、フィルムの現像スケジュール。先日のフィルムは北海道へのテストを兼ねているので、どうしても出かける前に現像しなければならない。わずかに不足していた現像液をヨドバシ迄買いに出掛けなければならなかった。この処理液は通販では売っていない、、、ところが、、、店鋪でも取扱いが終了していた。TMXーRSこの現像液は最近急に見なくなった。探せばどこかで売っているかも知れないが、市販の調合薬は供給性が命なので、他の処理への変換を考えなければならない。憂鬱になりながら、TMXのリキッドを購入した。憂鬱だが明日はこれを試す。すでに空が明るくなりはじめているが、、、暗室のエアコンを20度に設定し、、少し眠る |
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09/04 土日の高速1000円に合わせて帰宅。秋田から新潟に出て盤越道、常盤道経由。友部のサービスエリアで夜を明かし、1000円になるのを待って成田方面へ下りる。いつもながら都心に近いサービスエリアは夜どうし込み合っていて、排気ガスと熱気でほとんど眠れない。
長くても4、5日のつもりで出掛けたが、時間がとれたので長居してしまった。途中夏風邪で1日動けなかったり、とにかく熱さで熱中性ぎみだ。雨が降っても気温は下がらない。唯一、八幡平の二日間だけは快適だったが、、、、 昼前に着いた自宅で、午前中は機材の片付けと洗濯。昼過ぎから酒をのみ、午後3時には寝てしまった。そして深夜に起きてフィルムのチェック、デジタルのチェック。現像のプランを考える。 とにかく無理に、、、撮影した。仏ヶ浦で二日間、下北半島でさらに二日、八幡平で最後の二日間。まったく撮れない日が二日続くとかなり落ち込む。、、、場所を変える、、、そんな繰り返し。夏の被写体への不馴れな部分がいろいろと見えて来る。 赤外のフィルムが24枚。その他TP、OR25が数枚。TP4415はno29のフィルターを使用。基本的に晴天時のみの撮影。フィルムの情報収集も課題になっている。 なにを撮るか、、それを考え続ける1週間だった。自分にとって、夏はとても辛い。はじまりは、、、冬に撮った一枚。それに続くイメージを探している。自分にとっては新しいイメージ。被写体と自分との相性を探り、、、次の北海道への準備段階。 たった一枚、、、それが撮れない。 |
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08/26 再び東北へ。
スタジオから戻り久しぶりに熟睡。身体の痛みもだいぶ良くなった。経理の処理や、金策で時間をとってしまったが無理矢理でかけることにした。10月のスタジオの更新にまつわる費用はまだ揃わないが、戻ってから考えよう。 胸や背中の痛みで寝返りが打てず、寝苦しい夜をスタジオで過しながらいろいろと昔の事を思い出す。10代で写真を始めた頃、自己の存在を肯定する唯一も手段として撮らずにはいられない日々。とにかく外に出て、自分の被写体を探した。私は外に出ていくタイプだ。部屋の中では何も作れない。 今、撮ろうとしている物がどう言う絵なのか自分でもわからない。ただ、自分の絵で無ければならない。ついつい、、、デタラメに数を重ねてしまう。 被写体が変わり、感材が変わるたびに自分のチープなテクニックにがっかりする。数をこなさなければならないのだと思う。上手くいくのは偶然からの場合もあるし、知識による場合もある。先日のネガは、あまりにも得る物が無かった。 写真を作り続ける為には、必ず次の世界を見つけなければならない。他人からは得られない。 |
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08/21 シートフィルムの現像中、背中から胸にかけて痛みを感じる。撹拌作業の姿勢が良くない。仕方なく座っての作業、ちょっと姿勢が違うだけで感覚が掴めない。神経痛のような感じだが、身体をかがめた作業が辛い。外気に対して、極端に寒い暗室の温度差も身体に悪いのか。
冬に撮影したフィルムを現像した頃は、低水温に苦しめられたが、現在水温は26度。今度は水洗時間にシビアになる。あきらかに乳剤面が軟らかい。これほど高い水温は経験した事が無いので、、、熱い日はフィルムは止めた方が良いかも。 先日八幡平で、雨の中ムリに撮影した赤外フィルムも現像した。雨の中で赤外と言うのも考えものだが、とにかくデータを収集し、フィルムに対する自分のスキルを上げていかなければならない。フィルターはSC68。フィルム的にはSC76程度でも撮影できるがSC68だと、通常のフィルムに近い感度が得られる。使用前のテストではSC72から急に感度が低くなった。フィルターを透して晴天下で微かに物が識別できる程度の濃さ。降っている雨、ガスの表現は微妙。大気中のガスがある程度の濃さになると急にハッキリ写って来る感じ。遠景のシャープネスはそのままに、霧が部分的に存在する。シャープだがコントラストのない感じ。とにかく結果の読めない期待外れの感じ。どんな期待???と言うほどの物は無いが、、、、なにかを探している。露出は、、、降雨時は、地上はややアンダーで雲の濃度はけっこう上がってしまった。あまり約に立たないデータだな、、、、ただ、、露光時の詳しいメモがいつか役に立つかも知れない。 ついでに現像したトイカメラのロールフィルムは、またしてもスクラッチに悩まされる。一時は消えていたが、濃度を上げるとくっきりと、、、、とてもプリント出来ない。特にロールの最後の方がひどく、良い絵柄にかかっているとかなりショック。今度は何処を改善すれば良いのだろうか、、ガイドだけで無く、巻き上げ方法も少し考えてみよう。そろそろプリントをはじめなければ、、、使える物を探して。 明日はギャラリーで打ち合わせの後スタジオへ。時間があれば、麻布十番祭りによってみよう。その後二日ほど撮影が続く。経理の処理が溜まっていてすぐに戻れないかも知れない。電車で出かける。 |
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08/18 けっこう長い旅を終え昨日の夜スタジオに戻った。今日は青山のショップでインテリアの撮影。画像のサンプルを仕上げた後、御盆のなごりでふだんより空いている道を御宿迄戻る。1週間前ここを出てから2000キロ以上走った。湿気を含んだ空気が懐かしい。海からの霧だ。
御盆の渋滞を指でなぞるような6日間の旅。木曜の夜、一般道を会津迄走り明け方からは東北道を八幡平へ。土日を八幡平で過ごし渋滞の中二日間かけてスタジオに戻った。この時期に出かけるのは久しぶりだが、とにかく人が多い。都心を離れて難民のような人の渦、何処にいても絶えまなく観光客がやって来る、、、 八幡平で過ごした二日間は、ずっと雨だった。深い霧、時々やって来る嵐と雷。狭い軽自動車の中では濡れた衣服や機材がなかなか乾かない。ムリを承知で何度かカメラを出したがあまり成果は無かった。、、、と、思う。ただ12年ぶりに来れた事は、とてもうれしい。晴れていればきっとすばらしい。 帰路の二日間は猛暑だ。そして大渋滞、、、思ったほど運転は疲れなかった。6日間、何も買い物をせず、ただ用意した食料と水で過ごした。猛暑のサービスエリアで飲む熱いコーヒー、、車内のバーナーの熱気はちょっと改善したいが、、そこそこ快適。冷たい物が飲めればなお良いと思うが、、、、 先月の車の故障を機に、身軽に出掛けてみたが、これも悪く無い。初心に戻った気分。お金がかからず、快適さが無い分だけ精神的なプレッシャーはとても軽い。未使用のフィルムのダメージは気になるが懲りずにまた出かけよう。この車は来月には返さなければならない。 |
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08/11 午前中準備を済ませ、午後からスタジオへ。今週納品のデータが20カットほど溜まっている。その後のスケジュールは未定だが、都内から近場に撮影に出る為、軽自動車に機材を積み込む。御盆が絡んでスケジュールが見えない。
デスクワークなのに車でスタジオへ出かけるのはかなり躊躇する。昨年駐車場を解約したので、1日当たり3000円ほどのコインパーキングに止めなければならない。作業が長引けばそれだけ経費もかかるし、片道4時間近い道のりもけっこう疲れる。 この時期、撮影するとなると、どうしても標高の高いところへ出掛けたくなる。そう考えると。御宿からでは全てがあまりにも遠い。今日、都内に車で出かければ信州や東北がぐっと近くなる。先月ほど長い時間は取れないが2、3日なら軽のフットワークでいつもと違うところが見れるのではないだろうか、、前回、車の故障で引き返したが、、、夏に被写体を探す。希望はある。 ホルダー50枚、三脚二本、脚立90cm。ダークテントと予備のフィルムは考えた末、持っていくのを止める。デジタルの記録用カメラが一台。ノートPC、雨具と軽登山靴、水5L、ガスボンベ一個、、、、、カップ麺と缶詰めは途中で買っていこう。スコッチを一本、グラスを一つ。 スタジオで仕事をするのを忘れてしまいそう。、、納品も、、、、、 |
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08/10 かなりひどいアレルギーの症状。雨の日に起こりやすい。鼻だけで無く涙で目が良く見えない。薬を飲んでも1日中続く。ハウスダストだと思うのだが、学生時代に実家に戻った時に発症して以来、、、花粉よりひどい。
借りている軽自動車の窓に、網戸をつける。マジックテープで取り外しできるように工夫した。リアのシートも外して、何とか中で横になれる空間を確保。軽自動車でもワンボックスならば広くて快適かも知れないが、四駆のSUVなので、空間は私の身長ぴったしだ。残ったスペースにうまく機材が乗れば良いが、、、動力性能は抜群なので近場の撮影の足に使いたい。ただ、あくまで借りている車なので、余り激しく改造は出来ない。 |
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08/04 書籍の表紙の撮影を終え、御宿に戻る。ラッシュの時間帯でずっと立ったまま。荷物を少なくして良かった。
昨日迄の二日間は、CDジャケットのデータ処理と納品。アーティストのCD絡みであれば多くても10カット。フライヤーやWeb ようのデータを仕上げてもそれほどの手間では無いのだが、、、、今回は加工が多かった。背景を入れ替えてサイズアップしたり、画面内のラインの水平取り、、バックボードのつなぎ目の除去、、、、 普通ならCDのジャケットサイズでざっくり仕上げるところだが、デザイナーの意気込みに押されてつい丁寧に、、、より大きな印刷にもたえるように、、、仕上げてしまった。何故なのか。 今回のCDはSax奏者だが、なんと今回ジャケットのデザインをするデザイナーの高校の後輩にあたるらしい。デザイナー本人もアマチュアの管楽器の演奏家だから、ひとしおの思い入れがあるのもうなずける。私にすれば写真部の後輩が、大きな写真展をする企画を手助けするような感じ???ちょっと違うな、、、かなり違う?? 部活つながりになるがガラス工房では今日、明日と、神奈川から美術部の学生達が合宿に来ている。人の生き方をきめるのは意外とそんなところにポイントが、、、などと思うとちょっと嬉しい。特別な体験。そんな物が提供できれば良いが、、、 手作りのガラス工房は火が入って二年目になる。20人以上の団体にちょっと不安はあるが、やっと本格的な活動ができるようになってきたのか。かなりの波はあるのだがとにかく実積。そして実力。 |
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08/01 入稿が迫っているCDジャケットなどの画像処理の為スタジオへ。
一睡もしないで過ごした昨日の疲れで午前中はさすがに動けない。午後の電車で何とかスタジオに出かける。電車の中は海水浴帰りの家族づれや、若い人達でいっぱい。 理由はわからないが、この手の人込みの中では正体不明の不安や焦躁にかられ息苦しい。生活むき出しの家族連れが、、何かの作用をしているのか、、、 |
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