|
|
|
|
|
|
カメラについて |
|
|
|
|
コンパクトカメラはニコンの28Tiを使いました特に他のカメラより適しているとは思いません |
|
|
|
ので、それぞれのカメラにあった方法を試して頂きたいと思います。 |
|
|
|
まずフィルターですがコダックのNo.29をカットしてカメラの内部に張り付けてみました。 |
|
この作業には丁度適したスペースがあり簡単に行えました。 |
|
|
|
この状態で後は実際に撮影してみながら改良を加えていきましたので順次説明していきます。 |
|
|
|
|
|
|
|
焦点距離について |
|
|
|
赤外線の焦点距離は可視光線のそれと幾らかなズレがあり実際レンズの設計によっては |
|
完全に補正されている物もあり何%という風に決まっている物ではありません。 |
|
其の為、特に表示されていない場合は実際に撮影してみるしか方法はないと思います。 |
|
28Tiの場合広角レンズと言う事もあり開放でも殆ど補正の必要はなくAFで使用できました。 |
|
|
露出について |
|
|
|
|
露出についても赤外線は可視光線のそれとはかなりのズレがあり自動露出を活かして撮影するにはテストが必要です。 |
|
このカメラはマルチパターンの自動露出を装備しているので私はてっきりTTL測光だと思い込んでいたのですが、 |
|
ファインダー付近に小さい受光窓があり実は外光式でした。其の為可視光線の露出を基準に常に測定していく形になります。 |
|
|
|
コダック社のテクニカルデータからの予想的感度 |
|
|
|
|
コダックはこのフイルムについてかなり詳しいデーターを供給しており各状況下の推奨値からフィルターを通した状態での |
|
可視光線に対する露出の割り合いを想像するとASA50〜100の定常光に近いようなのでとりあえず外光式の露出計はASA50から |
|
テストしていく事にしました。 |
|
|
|
現像処理との適合性 |
|
|
|
|
コダック社のトーンカーブの中からHC110(Dil)BとD76の物を参考にしながらT-Max をかなり希釈した状態(1:9)で |
|
最高濃度を低くする為に最低限の撹拌で10分間処理すれば適度に軟調なネガが得られる事が解りました。 |
|
|
|
|
|
|
|
塗装前 |
|
|
|
|
塗装後 |
|
上の3コマずつのテストを各光源下で行い現像時間は10分に決定し日射しのある屋外ではASA50 日陰ではASA100 |
|
タングステンASA200と言う具合にきめていきました。あくまでもカメラのマルチパターンによる自動露出なので絶対値 |
|
ではなく自分が撮影する為の目安と言う事です。 |
|
|
|
このカメラ固有の問題点 |
|
|
|
|
|
フィルムのところでも触れたのですが、このフィルムにはハレーション防止層がなく |
|
|
|
強い光線はフィルムそのものを通り越してカメラの圧板のパターンやネジなどが写って |
|
しまうのです。赤外フィルムで撮られた写真のハイライトがにじんでいるのはフィルム |
|
構造上の性質なのです。 |
|
わたしはとりあえずカメラの圧板のネジの部分を黒く塗装して少し改善されました。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
このカメラに限った事ではないのですが、フィルムベースが薄い為に |
|
装填時のローディングミスが起きてしまいます。 |
|
オートローディングそのものは暗室でのすばやいフィルム装填には適して |
|
いますので慣れの問題だと思います。 |
|
|
Last update 11/28. 02 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|